内容説明
待望の全訳・完全版登場!図版二八〇点、コラム八〇点。古代、中世、近代、現在三十六種類におよぶ処刑方法の一覧。
目次
動物刑
喉切りの刑
腹裂きの刑
突き落としの刑
飢餓刑
檻に閉じ込める
幽閉
磔刑
生き埋め
串刺し刑〔ほか〕
著者等紹介
モネスティエ,マルタン[モネスティエ,マルタン][Monestier,Martin]
ジャーナリスト、作家。彼の著作はさまざまな言語に翻訳されている
吉田春美[ヨシダハルミ]
上智大学文学部史学科卒業。フランス文学翻訳家
大塚宏子[オオツカヒロコ]
学習院大学文学部フランス文学科卒業。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♡手乗りタイガー♡
9
中学の頃からちょこちょこお小遣いためて…卒業手前くらいにやっと買えた念願の最初の全書!銀のハードカバーがキラキラしよってほんとに欲しくって学校帰りに本屋さんによってずーっと見よった…のはよき思い出wいまでも再読してます☆おかげさまで死刑にはまじで詳しくなったわ…
shin1ro
5
喉切り、腹裂き、突き落とし・・・ 串刺し、生き埋め、絞首刑・・・ 幽閉、鋸引き、銃殺刑・・・ 鞭打ち、棒打ち、薬物注射・・・ 磔刑、ギロチン、電気椅子・・・ どれもこれも紛れもない人類の所業。死刑囚を苦しめるにせよ、苦しめないにせよ、死刑のワザに創意工夫の限りを凝らしてきた人類の歴史は、もはや壮大で馬鹿馬鹿しいブラックユーモア。遠くエジソンとウェスティングハウスの確執まで遡る電気椅子の歴史には苦笑を禁じ得ません。でも哀しいかな、コレもまた人類の歴史なのですね。2014/01/28
タミイ
4
立花隆氏の紹介文にそそられて図書館予約。死刑の是非ではなく純粋に世界の様々な処刑方法と歴史を詳細に解説しているスゴイ本。初めて聞く処刑方法もあって驚く。図版や写真も豊富でかなり強烈なので、人前ではとても開けない!が、社会人類学的(といって良いものやら?)な意味でもとても興味深く読めた。古代から人間が人間を罰するために苦痛を与え死に至らしめる技術方法を考え出し実行してきた、その飽くことなき想像力とエネルギーには恐れ入る、としか言いようがない。著者の情熱はもちろん、この完訳版を作る原書房にも脱帽。2015/12/21
ゆゆこふ
2
古代の斬首から現代の電気椅子まで網羅した一冊。図説とだけあって多くの絵や写真も載せてあり興味深い。極めて学術的ながら小ネタ(各地の個性豊かな処刑人の紹介や処刑費用など)も挟んであり、かなり分厚いが飽きない。著者のただならぬ努力と信念が伝わってくる本だった。2014/07/04
プラス3
1
斬首刑の写真がすごかった。2011/02/14