内容説明
旗本の屋敷町から維新政府の官員の町へ、そして女子高と高級住宅の建ち並ぶ町へ。時代の変革と共にその主を次々と代え、いまなおレトロとモダンが同居する町。当時の地図も豊富にまじえて、徳川家康の入府から現在に至る生い立ちを明らかにする。
目次
序章 番町・坂の町
第1章 番町の誕生
第2章 富士見町
第3章 大妻通り
第4章 麹町
第5章 日テレ通り
第6章 靖国通り
第7章 北の丸と九段坂
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テキィ
6
この本を片手に、麹町・番町界隈を歩く。時代の流れを感じとても面白かった。2010/11/21
rbyawa
0
c043、前に読んだ同じシリーズの四谷や新宿の本のほうが面白く、土地に馴染みがないからな、と一旦返却しようとしたものの、よく考えるとそういう問題ではないと思って思い留まり。要するに、もともと中の上と上の下の旗本が住んでいた辺りでわりと文化レベルは高く、一応文士村になったことはあったものの、この辺にいる限りそんな暴れない! あと学校も多いんですが発祥してほとんど移転してしまい、九段はもともと崖であって坂ではなかったのだとか、半蔵門は城内だけど庶民の道とかまあちまちまネタはあるんだ、しかし激動の土地じゃない。2012/04/22