感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大蔵大臣
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当時のアメリカの戦術空軍司令官が振り返るベトナム戦争。ベトナムにおける航空戦力は道路や橋、鉄道、物資集積所などの後方連絡線に対する攻撃が役割としては大きかった。また北ベトナムの防空システムが脅威であったことが指摘されている。ただ全体を通して政治サイドが軍事作戦に大きく制限をかけたこと(北緯20度以北に対する爆撃の禁止、マイクロマネージメントなど)に対する批判が強い。とはいえ北ベトナムが橋や道路、航空基地を数日で機能を回復させていることなど、エアパワーでの勝利が難しいことも触れられている。2025/04/24