内容説明
創造活動の中核となる“代替不可能”な人の組合せが、プロジェクトを推進し、企業を発展させていく。本書は、わが国の映画業界の綿密な調査に基づいて、個人の営為がどのように組織的な創造性につながるのかについて解き明かしている。“モジュール化”の視点のみからではとらえきれてこなかった、コンテンツ開発の現場から生まれた組織化戦略の考え方がここにある。
目次
序章 プロデューサーのキャリア連帯
1章 先行研究の整理―創造性とキャリア連帯
2章 研究の対象と方法
3章 プロデューサーのキャリアと連帯
4章 映画宣伝プロジェクトのなかのキャリア連帯
5章 企業成長と関係性マネジメント―組織化戦略とキャリア連帯
6章 創造的個人の組織化戦略
7章 キャリア連帯の課題と展望
著者等紹介
山下勝[ヤマシタマサル]
青山学院大学経営学部准教授、1972年大阪生まれ・大阪育ち。1996年神戸大学経営学部卒業。2001年神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了、博士(経営学)
山田仁一郎[ヤマダジンイチロウ]
香川大学経済学部准教授、1970年東京生まれ・北海道育ち。1995年中央大学商学部会計学科卒業。2000年北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、博士(経営学)。2002‐2004年連合王国・クランフィールド大学ビジネススクール客員研究員。2006‐2007年フランス・ボルドー・マネジメントスクール客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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