内容説明
狂牛病騒動で知られるようになった、死の感染症―プリオン病は、ウイルスとも細菌とも違う病原体から発症する!本書は、伝染経路の研究や動物実験結果などから導きだされた推論をもとに、ヒトやネコにまで海綿状脳症を引き起こす「プリオン蛋白質」の変性のメカニズムを詳しく解説していく。
目次
第1章 新興感染症
第2章 プリオン病のおもな特徴
第3章 プリオン病の人間型
第4章 反芻類のプリオン病
第5章 プリオン―形の問題
第6章 プリオン病は私たちに何を教えたか
著者等紹介
桃木暁子[モモキアキコ]
1950年生。東北大学理学部生物学科卒業(発生生物学専攻)。ローヌ・プーランジャパン(株)勤務ののち、京都大学理学部研修員(動物行動学)、京都大学留学生センター非常勤講師、龍谷大学非常勤講師などをへて、現在、統合地球環境学研究所助教授
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