国境を越えるためのブックガイド50

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電子版あり

国境を越えるためのブックガイド50

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月05日 19時00分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 204p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560094518
  • NDC分類 319.031
  • Cコード C0030

出版社内容情報

グローバル化の今だからこそ問う。私たちは本当に〈越境〉しているのか、と。パンデミックと戦争のさなかに見出した書評という方法。

内容説明

グローバル化の今だからこそ問う。私たちは本当に“越境”しているのか、と。パンデミックと戦争のさなか国際交流基金の職員たちが辿り着いた書評という方法。

目次

序章 “心の鎖国”に抗して
第1章 文化交流の現場で、他者と出会う(「小さな民」の世界へ―村井吉敬『インドネシア・スンダ世界に暮らす』;ハルキのむこうに「日本」が見える―国際交流基金企画『世界は村上春樹をどう読むか』;自分だけの真実―ミア・カンキマキ『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』 ほか)
第2章 歩きながら、私は何者かを考える(あなたにとって、友人とは誰か?―デール・カーネギー『人を動かす』;一粒のガラスを集める―シーダーオルアン『一粒のガラス』;村上春樹さんについて語るときに僕の語ること―村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』 ほか)
第3章 人と人がつながる。人間とは何か?(現実をまなざすことの困難―四方田犬彦『見ることの塩』;揺らぐ境界線、「わたし」と出会い直す―松村圭一郎『はみだしの人類学』;相互理解という深淵へのまなざし―スーザン・ソンタグ『他者の苦痛へのまなざし』 ほか)
終章 「国境を越える」意味を再考する

著者等紹介

小川忠[オガワタダシ]
跡見学園女子大学文学部教授。国際交流基金に1982年から2017年まで勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

108
国際交流基金という存在を初めて知りました。1972年設立から50周年の節目に職員が50冊の思い入れのある本を紹介している。野崎浩司の終わらない物語を読もうが面白かった。「折角アメリカに駐在するのだから、ここはひとつアメリカ文学を代表する作品を読んでやろうと思い分厚い文庫三冊組の白鯨を鞄の底に詰めてニューヨークにやってきたのだが、これがなかなか読み終わらない」コロナ禍でロックダウンとなって読んでみると、自分の状況にそっくりだった。訳違いの本の読み比べも試した。「私が白鯨を読み終わるのはいつになるのだろうか」2023/03/04

とある本棚

14
国際交流基金のスタッフによるブックガイド。漫画から小説、人文社会科学に至るまで幅広く取り上げられており、ブックレビューの背後から透けて見える各人の国際交流に対する想いや考えが面白い。国際交流基金の独法という組織の性質上、各事業が外交から無縁でいることはできないものの、なるべく受け手に目を向け、日本文化の押し売りにならないように各スタッフが心を砕いていることが印象に残った。公の機関の行う交流事業は、国益や外交との距離感が難しいが、そのバランスをとることこそが仕事の醍醐味とも言える。2022/12/19

ぐっち

11
タイトルに惹かれて手に取ってみた、国際年金基金で国境を越えている職員の皆さんのブックガイド。私とは興味の方向が違うようで既読の本はほとんどなかったが、いくつか気になった本があったので、見つけたら読んでみようと思う。村上春樹の本が多かったのは、国境を越える気持ちと通じるものがあるからなのか。2025/02/24

お抹茶

4
国際交流基金職員達の愛読書を紹介。編集者の力かもしれないが,みんな文章が上手。「国境を越えるとは他者と出合うことであり,探しているのは見知らぬ他者ではなく,未知なる他者」,「外国やそこで生きる人々を他者と捉えていた『わたしの輪郭』が揺さぶられ,溶かされる」という表現があり,そうした感覚を本から得られるのだ。見ず知らずの人が薦める本を読み,そこで共感(あるいは異論)が得られたとしたら,それはもう「国境を越えた」ことになるのではないだろうか。紹介される本は古典的名著から最新の本までは幅広い。2022/12/24

かおちゅん

3
学術、芸術、市民社会といった広い意味での文化分野で交流する国際交流基金のみなさんのブックレビューはとても楽しい。紹介されていた古書をたくさん注文してしまった。深部の文化交流を経験したレビュアーの言葉は面白い。たくさんの気づきと疑問提起に満ちている。 人は他者と出会い知ることで初めて自分自身について知ることができる 一方的にモノと金を流し込むことで彼らの民衆の生活に思いを致さなかった 村上春樹作品の文化的無臭性と普遍性 風の強い日に訪ねてくる男は信用できるといった清少納言に共感するフィンランド人2024/04/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20093528
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品