出版社内容情報
「指揮組織なき運動」はどのようにして100万人規模にまで拡大したのか。雨傘運動から続く社会の意識変容を多様な視点から解き明かす。
内容説明
中高生から年長者に至るまで、デモ参加者らの生々しい証言と研究者による鋭い分析。２０１９年に起きた香港の抗議活動―。和（平和的）、理（理性的）、非（非暴力）を信奉していた市民たちが、過激化する活動をいかに支持し、支えたか。
目次
序章 ネットワーク社会運動における行動者たち
第１章 社会運動組織
第２章 前線
第３章 コミュニティネットワークと行動
第４章 専門資格者
第５章 「守護者」
第６章 中高生
第７章 国際戦線
第８章 ジャーナリスト
著者等紹介
李立峯［リリツホウ］
フランシス・リー。香港中文大学ジャーナリズム・コミュニケーション学院教授、国際コミュニケーション学会会員。研究テーマはジャーナリズム、政治コミュニケーションおよび社会運動（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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takao
3
ふむ2024/05/27
クァベギ
1
2019年の逃亡犯条例改定への反対運動についての本。参加者を「社会運動組織内部の人」「前線で戦った人」「地域コミュニティの人」「専門職者」「若い参加者を支援した中高年」「中高生」「国際世論に働きかけた人」「ジャーナリスト」に分類した上で、それぞれに対しジャーナリストがインタビューを行い、それに研究者が分析を加えるという構成になっている。編者は本書を「一般庶民向けの学術書」と呼ぶ。この試みは成功していると私は思う。2024/02/18
