スターリングラード〈中〉

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スターリングラード〈中〉

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  • サイズ 46判/ページ数 392p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560092750
  • NDC分類 983
  • Cコード C0097

出版社内容情報

『人生と運命』の前編となる全3巻。チェーホフを思わせる詩情、人物と心理、情景の描写、戦争の現実が胸を打つ。文学史上の金字塔。

内容説明

20世紀の『戦争と平和』、大戦争をつらぬくヒューマニズム。『人生と運命』の読者が待ち望んだその前編となる全三巻。空爆の餌食になったスターリングラード。脱出かなわずヴォルガ川に浮く人々の屍。焼けた街路を正気を失ってさまよう市民、孤児院のすすり泣き、病院の阿鼻叫喚。従軍作家グロスマンのリアリズムが炸裂する。現代ロシア文学の金字塔、スターリングラード二部作ここに完結!

著者等紹介

グロスマン,ワシーリー[グロスマン,ワシーリー] [Grossman,Vasily Semyonovich]
1905年、ウクライナのユダヤ人家庭に生まれる。モスクワ大学で化学を専攻、卒業後は炭鉱で技師として働く。30年代から小説の執筆を始める。独ソ戦中は従軍記者として最前線やトレブリンカ絶滅収容所を取材する。そこでホロコーストの事実を世界で最初に報道する。52年、『正義の事業のために』(本書『スターリングラード』の初出版のタイトル)を刊行。60年、本書の後編にあたる『人生と運命』を完成させるが、KGBによってタイプ原稿を押収される。64年、死去。その後、原稿の写しがマイクロフィルムに収められて、80年にスイスにてロシア語で刊行

園部哲[ソノベサトシ]
1956年福島県生まれ。1979年一橋大学法学部卒業、三井物産入社。同社退職後、翻訳業に就く。ロンドン郊外在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゅー

9
ワシーリー・グロスマンの作品では、時々物語の流れを断ち切って自身の考えを述べる時がある。第二部の2章がこれにあたる。彼は本物の芸術の真髄を単純であることと定義し、そうした芸術はガラスの透明性と全宇宙を映す完璧な鏡の力を併せ持つ、と続ける。これが本書で彼が描こうとする世界。複雑な人間模様を描きながら、それぞれの人物においては心の底の底まで見通そうとする。そして人間を愛するがゆえに戦争を描く。なぜならそこには人間の本質が現れてくるから。2025/02/28

田中峰和

4
読者の大半が戸惑う登場人物の多さ。登場人物とその相関図を見返す頻度たるや、本文に集中できないほどだ。ロシア人作家らしく、スターリンの批判は一切されないが、ヒトラーへの怨嗟はすさまじい。それと軍人以外の仕事や暮らしにふれる章が多く、それがさらに戦争の残酷さを際立たせる。とくに保護者を失った子供たちが感情を現わせない場面などは悲しすぎる。第一次世界大戦による制裁が厳しすぎた結果、国民を鼓舞したヒトラーの登場を招いた。その登場で無数の歯車が無益に回転する。それらの描写はチャップリンの映画のシーンのようだ。2025/04/30

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