出版社内容情報
名門・師団坂法律事務所。
しかし創設者を喪って以来、
事務所の経営は下降の一途。
創設者の娘で弁護士の芽依は、
助っ人として、元医師で弁護士の鷹野和也を海外から招聘する。
ほっとした矢先、鷹野は事務所を「診断」し、
無能な弁護士を「切除」すると宣言。
しかも死刑求刑不可避な裁判で、死刑を回避すると言い出し、
交差点に突っこんで死傷者を出した男の弁護に挑む。
新時代を切り拓く、絶対的に面白いリーガル・ミステリ。
内容説明
名門・師団坂法律事務所。しかし創設者を喪って以来、事務所の経営は下降の一途。創設者の娘で弁護士の芽依は、助っ人として、元医師で弁護士の鷹野和也を海外から招聘する。ほっとした矢先、鷹野は事務所を「診断」し、無能な弁護士を「切除」すると宣言。しかも死刑求刑不可避な裁判で、死刑を回避すると言い出し、交差点に突っ込んで死傷者を出した男の弁護に挑む。新時代を切り拓く、絶対的に面白いリーガル・ミステリ。
著者等紹介
大門剛明[ダイモンタケアキ]
1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒。第29回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をW受賞した『雪冤』で2009年デビュー。法廷ミステリの書き手としても注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
178
あれ?あれ?この感じは・・あちゃー💦文庫化改題だったよ大門さん。(改題は辛いなぁ)ラストの謎?はそのままで、『キムラヒデユキ』気になるわぁ。モヤモヤが再びって感じでした。切に続編お願いします。2020/03/29
イアン
138
★★★★★★☆☆☆☆『JUSTICE』改題作となる正義の天秤シリーズ第1弾。輝かしい経歴を持ちつつも、心に何らかの闇を抱えた個性派弁護士らによる連作短編集。自暴自棄の男による無差別殺人という難航案件を請け負った元医師の弁護士・鷹野。「死刑を回避できなければ事務所を去る」と豪語した彼の秘策とは…。法廷での逆転劇を扱っているだけに仕方ない部分はあるが、それにしても警察の捜査や取調べの杜撰さに閉口する。法廷というよりはその前段階(証拠・証人集め)が山場となっているので、次作では検察側との更なる舌戦に期待したい。2022/06/14
★Masako★
87
★★★✰︎名門・師団坂法律事務所で刑事事件を専門に扱う部署"ルーム1”。創設者が亡くなり業績が低下気味…そこで助っ人として呼ばれたのが、元医師で敏腕弁護士の鷹野。彼の大胆なリストラにより、ルーム1に残った弁護士は、鷹野、創設者の娘・佐伯芽依を含めユニークな経歴を持つ5人。それぞれの視点、それぞれの正義で担当した事件と向き合い、鷹野の鋭い洞察力もあって事件の真相が明らかになるという連作短編集。キャラがみな個性的で中々いい。鷹野の過去も見えてきて…気になる終わり方!続編、早めに読まなくては!#二コカド20202021/01/07
yomineko@ヴィタリにゃん
72
さすが大門剛明さん。初めは嫌なキャラ・鷹野であったが段々と気になる存在。七条は不要(笑)弁護の難しさ、検証の落とし穴、、、色々と考えさせられました。シリーズになっているので続きも楽しみです😊2023/10/24
鍵ちゃん
69
名門・師団坂法律事務所。しかし創設者を喪って以来、事務所の経営は下降の一途。創設者の娘で弁護士の芽依は、助っ人として、元医師で弁護士の鷹野和也を海外から招く。ほっとした矢先、鷹野は事務所を「診断亅し、無能な弁護士を「切除亅すると宣言。しかも死刑求刑不可能な裁判で、死刑を回避すると言い出し、交差点に突っ込んだ死傷者を出した男の弁護に挑む。6話からなる事件の弁護をなす話だが、面白くのめり込んでしまった。続編が有りそうだが、続きを読んでみたくなりました。2022/12/13