出版社内容情報
イスラム世界において聖戦が唱えられ、ルワンダやボスニアで民族紛争が苛烈をきわめた背景にある、エスニシティの問題。その概念を、宗教やナショナリズムとの関連において検証する。【編集者よりひとこと】エスニック料理やエスニック音楽など、心地よい響きをもって使われるものも確かに存在する。だが「民族関連の用語」は、そのほとんどが、虐殺、暴力、その他の野蛮で無知で非人道的で前近代的な行動を報じるときに多く使われている。それでははたして「エスニシティ」という用語は、どのように語られてきたのか? 本書は、そんな疑問に答えるべく、ジェンダーやグローバリゼーションの問題などをも射程に収め、現代世界への視座を与えてくれる、現代人必読の一冊です。
内容説明
イスラム世界において聖戦が唱えられ、ルワンダやボスニアで民族紛争が苛烈をきわめた背景に、社会学的な観点から迫る!本書は、グローバリゼーションやジェンダーの問題などをも射程に収めながら、定義づけには危険が伴う「エスニシティ」の概念を、宗教やナショナリズムとの関連から丁寧に検証してゆく。
目次
第1章 概念の生成
第2章 エスニシティの三つのレヴェル
第3章 エスニシティへの主な理論的アプローチ
第4章 エスニシティとその隣接概念―総合的観点から
第5章 エスニシティと社会階級
第6章 エスニシティと性
第7章 エスニシティ、政治、紛争
著者等紹介
宮島喬[ミヤジマタカシ]
1940年生。立教大学社会学部教授。社会学、ヨーロッパ社会論専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
★★★★★
3
現在の世界を語るにあたっては外すことのできない「エスニシティ」の概念と、それについての多様な議論を整理して論じた小著。著者自身は、エスニシティは他者との関係の中においてこそ構築されるという立場に好意的なようです。原著が出たのは15年前ですが結構参考になりました。要は「F・バルトを読め、話はそれからだ」ってことですよね。もう少しこなれた日本語だともっと良かったかなぁ。2010/03/17
Hiroyuki
0
マクロな視点が入っている点がエスニシティの入門書にしては興味深い。2015/04/28
ぴろし
0
蔵書印ぽち。2015/01/24
まち
0
導入書としてならとてもよい。 多角的で引用も多いので、ここから芋づる式に文献が参照できる。 2009/11/27
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