内容説明
「ボールを扱う技術」「体を扱う技術」「頭を扱う技術」「相手を扱う技術」サッカーはすべてが技術で成り立っている。その技術を明確に定義せずに、サッカーが進歩することはない。5つの風間理論を解読した究極の技法書。
目次
1 止める・蹴る・運ぶ
2 受ける・外す
3 打つ
4 守る
5 風間理論とサッカーの本質
著者等紹介
風間八宏[カザマヤヒロ]
1961年10月16日、静岡県生まれ。清水商業高校時代から天才と騒がれ、日本ユース代表として79年のワールドユースに出場。その後、筑波大学在学時に日本代表に選出される。大学卒業後は複数の実業団からのオファーを断り、1984年ドイツに渡る。レバークーゼン、レムシャイトなどで5年間プレー。1989年にマツダへ加入し、95年までサンフレッチェ広島でプレーを続けた。現役引退後は桐蔭横浜大学サッカー部、筑波大学蹴球部、川崎フロンターレの監督を歴任し、2017年より名古屋グランパス監督に就任した
西部謙司[ニシベケンジ]
1962年9月27日、東京都生まれ。少年期を台東区入谷で過ごす。早稲田大学教育学部を卒業し、商社に就職するも3年で退社。学研『ストライカー』の編集記者を経て、02年からフリーランスとして活動。95年から98年までパリに在住し、ヨーロッパサッカーを中心に取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふろんた2.0
12
図による解説もあり、サッカーの技術書としてもとてもわかりやすいです。風間さんのボールを止めるはトラップすることではなく、本当にボールをストップさせることで、基礎技術が本当に細かい。フロンターレ加入当初からフィットした大久保嘉人はすぐにこれらの理論を理解し、実践できたらしいです。あと、風間さんはメディア対応時と選手の指導時で言葉を使い分けてるから、一般サポでも誤解が多いんじゃないかな。2018シーズンはフロンターレとグランパスの対戦があるので、楽しみです。2017/12/16
pb_lack
3
風間サッカーの理論というか言葉の定義をきっちりと解説してくれていて納得感がとても高い。ボールではなく「相手を見る」ということが中心であって、それを生かすためには高い技術が必要、という感じ。攻撃においては矢印を出させてその逆、ボールを「止める」=完全に停止でそれ以外は「運ぶ」、クロスには守備者がいないところへ、ニアへ詰めるのは必須ではない、シュートは四隅で高低が大事、保持率6:4が一番半端など。あとあまり触れられない守備についても割いているのがよかった。ハイプレスはリスク、矢印で釣らせて1vs1を作る。2018/05/21
Yutaro Shige
2
分かりやすい 指導してもらいたい2018/06/14
kabakiyo
2
ここまでサッカーについて細かく本質的な内容を語った本は読んだことがなくてとても面白かった。2018/01/21
Jimmy
2
J1復帰おめでとうございます!サッカー本好きの私が前から気になっていながら怠慢により手に取らなかった風間さんですが、J1昇格争いに祈りを捧げるように購入。なかなか含蓄の深い快作です。風間語を完全には理解は出来てはおりませんが、一対一の守備で相手を呼び込む仕掛けなど、自分がプレーする中で自然と編み出し、会得していたプレーを風間理論の中に見つけたのはうれしかった!おそらく全著作購入しそうです。2017/12/21