星海社新書<br> ウェブ小説30年史―日本の文芸の「半分」

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星海社新書
ウェブ小説30年史―日本の文芸の「半分」

  • 飯田 一史【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 星海社(2022/06発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 550p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065284049
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0295

出版社内容情報



飯田 一史[イイダ イチシ]
著・文・その他

内容説明

多くの人がウェブ小説に漠然とした印象を持ってはいる。しかしその歴史を扱った書物はほとんどない。2022年現在、世間的には、ウェブ小説といって真っ先に思い浮かぶものは「なろう系」「異世界転生」というイメージだろう。実際にはウェブ小説は、1990年代には「分岐する物語」「集団創作」志向を持ち、「自費出版」「ケータイ小説」などのかたちでも展開、小説家になろうや他の思想の異なる「ウェブ小説投稿サイト」の隆盛といった数多の試みと多様化を経て現在に至る。本書は「ウェブ小説の書籍化の歴史」を主に扱う。今や日本の文芸市場の「半分」を占めるまでに成長したウェブ小説の歴史を、ネットビシネス史と出版産業史的な視点か紐解く。

目次

1990年代ウェブ小説の書籍化―分岐・集団創作・マルチメディアの夢
2000年代前半のウェブ小説書籍化―自費出版・掲示板文化・ガラケーサイト
2000年代後半―第二次ケータイ小説ブーム
2000年代後半―アルファポリス、エブリスタ、小説家になろう
2000年代までの隣国のウェブ小説動向
2010年―初の異世界転生書籍化と「ウェブから書籍へ」の流行の波及
2011年―「新人賞からウェブ投稿へ」という投稿先変化の萌芽
2012年―なろう系文庫レーベルと複数のテキスト系サービスの出現
2013年(1)―MFブックス、ビリギャル、櫻子を当てたKADOKAWA
2013年(2)―多様化する女性向けウェブ小説と出版社系サイト/電子小説誌の苦戦〔ほか〕

著者等紹介

飯田一史[イイダイチシ]
ライター。1982年青森県むつ市生まれ。中央大学法学部法律学科卒。グロービス経営大学院経営研究科経営専攻修了(MBA)。出版社にてカルチャー誌や小説の編集者を経て、独立。マーケティング的視点と批評的観点からウェブカルチャー、出版産業、子どもの本、マンガ等については取材、調査、執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

112
ウェブ小説が文芸書の半分を占めるまで急膨張するプロセスを辿り、既存の出版業界がいかに対応してきたかを描くビジネス史。二次創作を中心に無料で読める小説投稿サービスが広がって米中韓で発展した課金型は日本では定着せず、出版社が売れそうな作品を拾い上げて書籍化するパターンに落ち着くまでを初めてまとめた。従来の常識が通用せず編集者が頭を悩ませたり、失敗したサイトや賞の死屍累々たる有様は、初期からの読者として思い当たる点だらけだ。この分野の資料本としては有用だが、個々の作品や傾向については軽く触れる程度なのが惜しい。2022/09/30

よっち

37
刊行点数的に文芸市場の半分を占めるまでに成長したウェブ小説の歴史を、ネットビジネス史と出版産業史的な視点から紐解いた一冊。90年代に始まったウェブ小説の書籍化、ゼロ年代前半の掲示板・ガラケー文化、後半の第二次ケータイ小説ブーム、なろうなどのウェブ小説サイト開設、特に10年代の急速なウェブ小説書籍化進行の変化にページを割いていて、なろうやアルファポリス、スターツ出版やカクヨムなどがその中で重要なキーマンだったこと、中国・韓国との違いや関わりを踏まえつつ、じっくりと腰を据えて取り組むことの重要性は感じました。2022/08/04

こも 零細企業営業

26
コレは凄い。知らない事が多々あった。そして、海外にもウェブ小説があると知った。早速、英語圏のwattpadに登録。韓国と中国のも読みたいけど有料なのか、、その辺りが日本と違うんだよな。。日本の方はノベルアッププラスとエブリスタを登録。お局美智を試しに読んで続巻をチェックリストに登録。福音の少年もチェック。ノベルアッププラスでは転生逆襲の織田信忠が面白そう。あれ?クロの戦記がある、、とにかくコレは世界が広がった。2022/06/22

いりあ

10
出版産業やコンテンツビジネスなどについて著作がある飯田一史氏によるウェブ小説の30年分の歴史を概観したものです。本書は作品の系譜を紐解くのではなく、出版業界が「ウェブ小説」というコンテンツに対して、どのようにふるまってきたかというビジネスの話が中心になっています。情報が重複してたりしましたが、上手くまとまっていると思いました。ネットの情報は永遠に残ると思われてたにも関わらず、実際にはネット黎明期の情報を遡ることが難しくなってきた昨今、こういったまとめ本が登場する意義は大きいと思います。2022/10/13

ソルト佐藤

9
WEB小説の作品の歴史が語られると思ったら、各作品の内容に語られず。ビジネス、それもWEBでの小説ビジネスでびっくり(笑 90年代からの歴史が語られるのはよいのだけれど、期待外れ。あとがきにもそこは書いていた(笑 でも、そこで北上次郎の冒険小説論をあげているじゃん。そっちは作品の中の流れなのだけれど、おかしいだろう。ビジネスとして日本のWEB小説について悲観的。サブスクみたいのが良さそうに見えるけれど、音楽も動画もサブスクだとあんまり読まないんだよね。いつでも見れると思って。貸本やレンタルが個人的によい。2022/08/11

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