感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ckagami
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原著刊行1966年。この本の思想に、現代日本が到底達していないことに暗澹たる気持ちになる。が、自分が考えていたことの筋道をつけてくれ、見つめるべき方角を教えてくれた。専門の翻訳家ではない訳者であるし、著者は詩人兼美術史家ということで、まったく読みやすい本ではないが、今なお光芒を放つ洞察に満ちた本。「このいわゆる『原始的な』美術を、子供や気違いの美術と結びつけて、芸術創造の特別で、漠然とした病理学的なカテゴリーに分類しようというのは、馬鹿げたことである。」2021/10/23
