音と言葉 (新装版)

音と言葉 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560037287
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C1073

内容説明

その絶頂と凋落の境目に立ち、栄光のすべてを背負い、退廃の深淵を予見しつつもなお人間性の未来へ明るさを望んでやまなかった巨匠フルトヴェングラーの主要著作の完訳。ヨーロッパの精神文化の深みをこれほど見事に魅惑的に語ったものはない。

目次

ベートーヴェンの音楽について―1918年
ヴァーグナー『ニーベルングの指輪』の音楽について―1919年
暗譜指揮について―1926年
演奏会プログラム―1930年
誤解されたヴァーグナー―1931年
音楽の生命力―1931年
ヨハネス・ブラームス―1931年
ゲーテ―1932年
バロック音楽の演奏について―1932年
音楽危機における古典派作曲家たち ベルリン・フィル祝典講演―1932年〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うた

8
巻末の「偉大さはすべて単純である」が良い。全体を統べる芸術的思考と全体を細部に解体する科学的思考を比較しながら、当時の音楽の潮流を語っている。なるほど、ポストモダン(この言葉がなにを意味するかは今もって不明だが)は、科学的思考のどん詰まりなんだ。音楽における情熱、人を虜にする魔的なものの否定と文学における大きな物語の喪失。どこも似たようなことを言ってたんですね。ちなみに私は、フルトヴェングラーの演奏では、ベートーヴェンの三番と七番が好き。2012/09/25

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