出版社内容情報
巨大プロジェクトの乱立、公共施設の縮小など、経済優先の施策を突き進める小池都政とは何なのか。2024年7月に迫った東京都知事選を前に、財政、防災、明治神宮外苑問題に象徴される再開発、公教育・保育におけるDX・民営化、社会保障、医療、ジェンダーなどの各分野からその真実を徹底検証する。
内容説明
都民の生活の困難から目を背け自然を破壊しつつ推し進められる国際競争力強化と巨大再開発。4つのジャンル、22の視角から第2期小池都政を検証する。
目次
第1章 都政は何を進めてきたのか―国際競争力強化と巨大再開発(第二期小池都政を検証する;東京都の財政力を医療・福祉・教育・暮らしの向上に活用しよう;東京都は何にお金を使ってきたのか)
第2章 加速する都市再開発と住みにくくなる東京(明治神宮外苑の再開発問題;臨海部開発―オリンピック晴海選手村、カジノ誘致 ほか)
第3章 DX・民営化による公教育・保育の変質(教育費無償化、「人材」養成に向けた教育DX、再開発とセットの学校統廃合;都教委による教育データの集約・利活用は何をもたらすか ほか)
第4章 社会保障、医療、公衆衛生、ジェンダー(独立行政法人化された都立・公社病院―今一番課題となっていること;コロナ禍での保健所はどうだったのか ほか)