内容説明
科学としての会計学を探究する、「知る」ことと、「知り方」を学ぶテキスト。さらに内容を充実して改訂。
目次
科学としての会計学―研究論文の書き方・読み方
推論規則―論証手法の基礎
利潤、所得と会計利益
資本維持
実現概念
対応原則
費用の期間配分
会計規制
Event StudyとRelevance Study
会計情報と企業のファンダメンタルズ
会計行動のインセンティブ
会計発生高と利益マネジメント
実証研究のための統計技法
著者等紹介
大日方隆[オビナタタカシ]
1985年東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科進学。1990年横浜国立大学経営学部専任講師、助教授を経て、1994年東京大学より博士(経済学)の学位を取得。1998年東京大学大学院経済学研究科助教授、准教授を経て、2008年東京大学大学院経済学研究科教授となり、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Strega Rossa
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財務会計の教科書として書かれた本だが、本書の冒頭にも書かれているように網羅性はない。従って、初学者が読んでも理解できないだろうし、そもそも初学者を相手にもしていない。著者の興味のあるトピックスを中心にして、各章がほぼ独立して書かれているので、必要な部分だけを拾い読みするのもありだろう。著者の大学院での講義資料をベースにしているため、説明が淡白であり、本書で独習するのはしんどいかもしれない。著者自身が自身の講義で使用するのが一番いい利用法だと思われる。冒頭の社会科学の研究方法の解説は必読である。2018/05/15