中世への旅都市と庶民 (新装復刊)

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560028414
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C0022

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユーディット

3
この著者の大ファンです。研究は全てドイツが中心ですがヨーロッパ全体にも言及があり、翻訳も素晴らしいのでしょうが具体的で多岐にわたる内容が何よりも面白く、時間を忘れて幾らでも読んでしまいます。何度読み返しても楽しい、誰にも絶対お勧めの中世研究書。2014/01/19

j1296118

0
教会の反対よりも市当局の条例よりも、薪不足の燃料高騰が風呂屋を廃れさせるに効果的。大変分かり易く納得できる事だけど、世知辛いなあ  炎や熱鉄、水の裁きは酷いもんだが、聖別された食べ物の試しの説明には(良心が咎めない悪党や唾液の少ない人には意味が無いとしても)思わず頷いてしまう2015/08/26

人生ゴルディアス

0
本書の内容はタイトル通り。どうやら著者ががちがちの歴史学者ではないらしく、軽妙な語り口で現代の様子を時折引っ張り出したり、「○○とあるが鵜呑みにしてはならない」というような、「常識」をきちんと持ち出して話を進めていくのに好感が持てる。がちがちの学者が資料に振り回される話は、『天使のような修道士たち』でも戒められている。数字は常に誇張され、繰り返し出される法令は厳しさよりも法の無力さを意味している。課税台帳の数字を徹底的に分析した本も面白いけれど、当時の様子を想像して楽しむにはこういう本の助けがあったほうが2012/01/25

Starman

0
ふと読んでみたくなる歴史書その2。『皮剥職人のナイフ』などのマイナーな話とか、結構好物です。有名な将軍がどうしたという話より、過去の庶民が何をしていたかの方が納得できることも多くて面白い。2011/09/27

しいかあ

0
阿部謹也の話を裏付けるような内容。よくまとまっていて読みやすい。排他的で特権的な中世都市の姿がよくわかる。2009/10/13

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