内容説明
“イーハトーブ写真集”がついにシリーズ化。大自然の深淵に共鳴する賢治の祈りの声が今、鮮やかによみがえる。禁欲の天に立つ、聖く清浄な春。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
69
宮沢賢治の言葉に写真が捧げられているような写真集と言ったら良いでしょうか。賢治はこう言いました。「わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。また、わたくしは、はたけや森の中で、ひどいぼろぼろのきものが、いちばんすばらしいびろうどや羅紗や、宝石いりのきものに、かわっているのをたびたび見ました。」と。賢治が実際に目にしたであろう光景を見たいとは思いませんか。瀬川強さんの写真はそれを見事に表現していると思います。2023/03/07
ソラーレ
4
植物と水からなる光のマジック。美しい風景を楽しめた。宮沢賢治の世界を写真にした本。宮沢賢治の表現はとても美しいけれどわかりにくい。そんなわかりにくいところを写真で確認できた。2023/04/02
s
0
一つ一つに気持ちがこもっていると思いました。
雨巫女
0
写真が、宮澤賢治さんの詩にぴったりだ。2009/12/16
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