内容説明
王朝に花ひらいた装飾紙―料紙。料紙は王朝美術の一つとして、今もその美しさを保有し、私たちの目を楽しませてくれます。さらに、その技法は千年の時を越え、受け継がれ、今に生きています。王朝の料紙が、どのように作られたのか、古筆を例にあげながら、その製法を解き明かし、また、初めての人でも料紙が作れるよう、やさしい「料紙づくり」の数々を詳細に手順を追い、写真で解説しました。
目次
口絵 暮しの中に生きる料紙
かな料紙の美―福田行雄が語る料紙の技法
やさしい料紙づくり―誰にでもできる料紙
料紙の話