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出版社内容情報
ISO 9001認証制度が始まって以来、多くの組織が認証を取得しています。しかし、効果的にQMSが運用され、よりよいパフォーマンスが得られている組織はわずかです。 本来QMSは経営に役立つはずですが、ISO 9001要求事項に適合さえしていればよいという認識が、筆者の携わる認証審査やコンサルティング、研修の場で数多く見受けられます。これは、QMSの目的をもたないまま認証取得した結果、経営に役立たない「ムダ」(=無駄+弱点・欠点・形骸化)が組織の中に増えてしまっているからです。
本書は、この「ムダ」が組織に潜んでいるかどうか自覚し、改善へとつなげることを目的としています。この目的のために、本書では、実例を取り上げて、その症状と診断結果、対策方法、予防策を示しています。具体的な実例をもとにしているので、あなたの組織に潜む「ムダ」もイメージしやすくなっています。
特に、予防策では、ISO 9002(JIS Q 9002)などの規格や『2015年改訂対応 小規模事業者のためのISO 9001 何をなすべきか―ISO/TC 176からの助言』の類書から対応事例を紹介し、QMS の維持・向上のために必要な考え方について言及しています。 「ムダ」を発見して、取り除き、より有効なQMSとなれば、よりよい結果が得られます。本書を通じて、形骸化してしまったQMSを経営に役立つQMSにつくり変えませんか。
本書の特長
第Ⅰ部では、組織に潜む「ムダ」を知り、「ムダ」との向き合い方を解説しています。
第Ⅱ部では、組織の診断事例をその“症状・診断結果・対策方法・予防策”で紹介し、規格や類書をもとに解説します。紹介する診断事例は、組織名を伏せ、業種も変えていますが、実話に基づいているので、リアリティのある内容になっています。
第Ⅲ部では、QMSの維持・向上や「ムダ」を予防するための参考情報として、産業における知恵の結晶とも言えるJIS、その中で特に、診断事例に関連する12のJISより、具体的な視点を紹介しています。ぜひ読んでいただきたい情報です。
内容説明
65の症例と診断結果による対応方法やISO9000ファミリー規格を利用した予防策を学べる一冊!
目次
第1部 経営に役立つQMSとは(「ムダ」との闘い;なぜ「ムダ」となってしまうのか?;「ムダ」と向き合う)
第2部 QMSの診断事例(組織の状況の診断;リーダーシップの診断;計画の診断 ほか)
第3部 QMSを維持・向上させるための知識(JIS Q9001:2015(ISO9001:2015)
JIS Q9000:2015(ISO9000:2015)
JIS Q9002:2018(ISO/TS9002:2016) ほか)
著者等紹介
小林久貴[コバヤシヒサタカ]
1962年愛知県生まれ。1986年名古屋工業大学生産機械工学科卒業後、メーカー勤務。1996年小林経営研究所設立コンサルタント業務開始。現在、株式会社小林経営研究所代表取締役。一般社団法人品質マネジメント研修センター代表理事。QMS診断士、中小企業診断士、品質マネジメントシステム主任審査員、環境マネジメントシステム主任審査員、米国品質協会認定品質技術者、QC検定過去問題解説委員会委員。専門は経営システム改善の支援(プロセスの目・リスクの目)、業務改善・現場改善の支援(TK活動)、仕事力強化のための人材育成(5ミル)、品質コンプライアンス対応、ISO自己適合宣言証明(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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