内容説明
JIS K 0102(工場排水試験方法)は1964年に初めて制定されて以来、今回(1998年)は第7回の改正となる。この規格の初期の目的は、工場から排出される水の試験であったが、現在は、河川、湖沼、海域など、多様な水の試験に広く用いられており、水質規制での試験方法としても多く引用されている。今回の改正は、モントリオール議定書によって厳しく制限される四塩化炭素の排除が大きな目的で、このため、油分に対する四塩化炭素抽出物質の試験項目、金属についてのジチゾン吸光光度法、フレーム原子吸光法での金属のジチゾン四塩化炭素抽出など、四塩化炭素の使用はすべて削除された。一方、ICP質量分析法、水素化合物発生ICP発光分光分析法の採用、電気加熱原子吸光法など機器分析方法の追加が行われた。
目次
適用範囲
共通事項
試料
流量
試料の前処理
結果の表示
温度
外観
透視度
臭気及び臭気強度(TON)〔ほか〕
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- 和書
- 音声障害治療学