出版社内容情報
誰が風景をつくるのか? 地球と人が「まかない合う」暮らしとは? 石積みから多様性(Diversity)を考えるとは?
景観工学者と人文地理学者が、石積みと風景とごはんについて、世界のあちこちで交わした往復書簡。ごはんをつくって食べる、食べさせる、誰かを気づかう、気づかわれるという意味をもつ「まかない」という言葉から、持続可能な暮らしを自分事として考える。フランス、アイルランド、イタリア、スイス、ケニア、南アフリカ、ラオス、そして日本の各地で考えた、持続可能な暮らしをつくるための、風景の〈ケア〉論
【目次】
◎地図/往復書簡を投函した場所・登場する場所
◎プロローグ/対談 湯澤規子×真田純子 NIPPON UMAMI TOURISM TALKDAY 1「風景」はひとつのメディア
◎往復書簡
[第01信]人文地理学者、窓からのぞく風景を「食べる」
[第02信]景観工学者、イタリアへ石積み合宿に赴く
[第03信]スクラップ&ビルドの街から
[第04信]石積みから多様性(Diversity)を考える
[第05信]地球と人が「まかない合う」暮らし
[第06信]「まかなうこと」の技術論
[第07信]暮らしから考える「まかない力」:徳島とナイロビから
[第08信]田んぼも地球への暴力になり得るのか?
[第09信]石積み・暮らし・風景:まかないの三点比較
[第10信]私という環世界(Umwelt)
[第11信]風景という生態系
[第12信]持続可能な「暮らし」のバランス
[第13信]追伸:ラオス便り
◎エピローグ/インタビュー「往復書簡を終えて」



