豆くう人々―世界の豆探訪記

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豆くう人々―世界の豆探訪記

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  • サイズ 46判/ページ数 271p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784540211072
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0039

内容説明

「ふだん食べている豆料理はなんですか?」在来豆をつくり・育て・食べる「豆くう人々」を探して、世界66ヵ国を取材した記録から約30ヵ国・地域のエピソードを厳選。約30ヵ国のふだんの豆料理70品も収録。

目次

中南米編
東アフリカ編
西アフリカ編
北アフリカ編
中東編
中央アジア・欧州編
東欧編
アジア編

著者等紹介

長谷川清美[ハセガワキヨミ]
有限会社べにやビス代表。北海道・遠軽の老舗豆専門店、べにや長谷川商店の長女として生まれる。北海道をはじめとする全国、そして海外の在来豆と郷土料理を広く知ってもらうことをテーマに、その普及の一貫として、マルシェなどでの販売のみならず、料理教室も定期的に運営する。在来豆に関する執筆、講演活動のほか、イベントや海外ツアーも催す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

62
世界各国の豆と豆料理を求めてお豆専門店が現地調査。余談だが、私は豆料理は好きだ。しかし、レトルトパウチされた豆しか使わない。採れたて、もしくは保存が利く豆が手に入ったとしても(しかもその方が安いにも関わらず)それを使って豆料理を作る事はない。その億劫な理由の一つが「長時間、煮込む事」だからだ。本書で多くの地域で豆が食べられる理由が明らかになる。それは「薪の余熱で勝手に煮えるから」。嘗て、豆料理はほったらかし式の忙しい人でも手軽に作れるものだった。その事実は目から鱗過ぎた。2022/05/29

さきん

29
畑するようになって豆の美味しさと種類ごとに違う個性に取り憑かれるようになってきた。日本でさえ何十種類もあるのに海外はその比ではない。在来種まで入れたら数え切れない。尿で虫除け、苦い豆はゲームに、取る時期よって使い方が違い最後は豆の煮汁までご馳走!豆食は、肉がない時代の貧乏食ではなく、手間かかる分の贅沢な食文化だと思う。2022/07/01

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

18
北海道のお豆専門店の後継さんによる、世界の豆レポート。印象に残ったのは「先住民」という言葉の多発ぶり。欧米列強による侵略と豆文化の存続は無縁ではないようだ。欧米から押し付けられる食物ではなく自分たちで育てられる豆の存在が貧しい国の人々の食を支えてきたのだろう。栽培に関わる方々に種を保存するという意識が高いのも、その有用性ゆえなのだろうな。多数掲載されてるレシピはたいへん食欲を刺激するもので読んでてお腹が空いた。2022/05/10

ganesha

5
世界66ヶ国を取材した北海道の豆屋さんによる各国の豆食まとめと旅行記。中南米の国々が多く、アフリカ、中東、中欧東欧、アジアと地域色の強い豆料理がたくさん載っている。ルーマニアのラードに驚いた。2022/01/17

こけこ

2
知らない豆のことがいろいろ載っていて、面白かった。今度、乾物屋さんに行ったら見てみよう。写真は、カラーの方が見やすいのに、白黒で残念だった。ネットで探しながら本を読むのは、ちょっと苦痛。2022/07/20

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