出版社内容情報
課題研究:犯罪社会学におけるリスク社会論の意義
1. 課題研究 犯罪社会学におけるリスク社会論の意義
はしがき──犯罪社会学におけるリスク社会論の意義── 石塚伸一
リスク回避する若年層,危険回避する高齢層
──一般刑法犯検挙人員の動向が意味するもの── 土井隆義
ポスト・リスクモデルの犯罪者処遇へ?
──新自由主義・レジリエンス・責任化── 平井秀幸
近年の刑事司法と福祉の連携にみるリスクとセキュリティ
──福祉機関が「司法化」するメカニズム── 水藤昌彦
「児童福祉から児童保護へ」の陥穽
──ネオリベラルなリスク社会と児童虐待問題── 上野加代子
2. 研究ノート
地域防犯事業が体感治安と犯罪不安に及ぼす効果の研究
──千葉県コンビニ防犯ボックスモデル事業を事例として── 山本 功 島田貴仁
高齢者犯罪に関する研究動向 古川隆司
地理的犯罪分析の新動向
──「移動中の犯罪」と「オープンデータ・オープンソース」── 原田 豊
治療と司法
──世界に広がる治療的司法論とその実践── 指宿 信
書評 丸山泰弘 著 『刑事司法における薬物依存治療プログラムの意義
─「回復」をめぐる権利と義務』 染田 惠
伊藤茂樹 著 『「子どもの自殺」の社会学』 高原正興
日本犯罪社会学会[ニホンハンザイシャカイガッカイ]
目次
1 課題研究 犯罪社会学におけるリスク社会論の意義(はしがき―犯罪社会学におけるリスク社会論の意義;リスク回避する若年層、危険回避する高齢層―一般刑法犯検挙人員の動向が意味するもの ほか)
2 研究ノート(地域防犯事業が体感治安と犯罪不安に及ぼす効果の研究―千葉県コンビニ防犯ボックスモデル事業を事例として)
犯罪研究動向(高齢者犯罪に関する研究動向;地理的犯罪分析の新動向―「移動中の犯罪」と「オープンデータ・オープンソース」 ほか)
書評(丸山泰弘著『刑事司法における薬物依存治療プログラムの意義―「回復」をめぐる権利と義務』;伊藤茂樹著『「子どもの自殺」の社会学』)