内容説明
地域の問題解決に求められる“協働”のあり方を、農業・農村の現状とともに、農家と協働者との関係から平易に解説する。
目次
1 農業・農村をみる視点(農業・農村とは何か;時代の流れと農業・農村 ほか)
2 協働のかたちと協働者への期待(協働とは何か;技術とどう向き合うか ほか)
3 協働の作法(協働の基礎技能;農家のどこに注目するか ほか)
4 協働学の展望(「悩む力」と協働学;農業の普及学から協働学へ ほか)
5 座談会 本書を深読みする(そもそも協働とは何か;緩いつながりのAKIS、目的が明確な実践コミュニティ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kan
5
再読した。改めて農家と話すこと聞くことの重要性を学んだ。あとは実践するだけ。2021/06/20
Kan
5
この本は農業普及員の教科書と言えるのでは。 普及指導員とは現場をよく知り、農業者に頼りにされる普及の専門家である。 農家さんから信頼されるには①誠意をもつ②足繁く圃場に通う③相手に対する敬意を持つことである。 特に印象に残ったのは「内から見る」「外から見る」視点を持つこと。農業普及員は農家さんが感じていることー暗黙知を当事者として見ること。そして、第三者として客観的に農業生産に関わる役割がある。 現場での様々な事象や場面に適応できる能力を育んでいくこと、実際に自分の畑で作業をしてみて「農家力」を高めたい。2021/01/09
Go Extreme
1
農業・農村とは何か:協働の物語・農村と都市・自然生態系のサブ・ユニットとしての脳 時代の流れと農業・農村と新しいうごき 協働とは何か:今日的課題・なぜ重要か 技術とどう向き合うか:農業技術・技術革新 協働者の役割 協働の基礎技能 農家のどこに注目するか 農家とどう向き合うか 協働の実践 協働学の展望:悩む力と協働学・農業の普及学→協働学・協働の場としてのAKIS・途上国への農業支援における協働・協働者にはなぜ協働学が必要か・農業と農村の協働学がめざす世界 座談会ー本書を深読みする2021/01/30