出版社内容情報
明日へ向かって逃げろ!
「もう無理」と思ったら、解決法はひとつしかない。
著書累計1000万部の精神科医が、「逃げる」ことの大切さと
具体的な「逃げ方」をわかりやすく説く。
内容説明
「もう無理」と思ったら答えはひとつ、明日に向かって逃げろ!精神科医がおくる渾身のメッセージ。
目次
第1章 「逃げる」とはどういうことか(がんばっていることに気づかない理由;逃げることはポジティブな戦略 ほか)
第2章 なぜ、逃げられないのか(弱音は吐いていい。吐き出すべきもの;弱音を吐けない4つの不安 ほか)
第3章 逃げる技術(逃げるためのインフラは整ってきている;夏目漱石はどのように神経症を克服したか ほか)
第4章 逃げたいのに逃げられない人をサポートする方法(15人にひとりが一度はかかるうつ病;うつ病のサインを見逃さない ほか)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部付属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在は精神科医。立命館大学生命科学部特任教授、一橋大学経済学部非常勤講師、東京医科歯科大学非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック院長、川崎幸病院精神科顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本詠み人
33
和田秀樹さんの本はほぼ読んでます。「逃げる」というと聞こえが悪いですが、「自分の身は自分で守ろう」ということが書かれている本です。日本でも将来有望な若い方の自殺が報道される昨今、「逃げる勇気」は重要です。第3章の逃げる技術は即効性を期待すると言うより、日ごろから身につけておきたい行動指針で、①の「紙に書く」というのは案外有効らしいのです。紙に書くことで客観的に見えるようになるからでしょうか。ストレスや怒り、悩みは紙に書くと大体消えたり治まったりするようです。昔から「逃げるが勝ち」とも言いますしね😆2025/04/10
marsan
10
図書館本。ちょっと前に同じ著者の「逃げ上手は生き方上手」を読んで、『逃げることは負けではない』と学びとても参考になった。本書も逃げることは恥ではないと教えてくれた。これからも『逃げるための勇気』を大事にしていこう。24622024/12/18
のん
8
字が大きすぎてすぐに読み終わっちゃう。内容も含めてやさしい本でした。私が求めていることは書いてなかった。逃げる技術も、私にはピンと来なかった。逆に、私が似たような本を読みすぎて既視感を覚えるのかもしれない。それなのに、自分は昔と比べても何も成長してないように感じるのはなぜだろう。2025/02/12
ゆか
6
車の中、近くのコンビニ、カフェなど、自分は自然と逃げる事が出来ているんだと気付いた。逃げる事は悪い事ってマイナスに考えてた自分の考えが、少し緩んだ。2024/11/09
ニョンブーチョッパー
5
★★★★★ 適応障害は原因が明確なので、苦手なことから逃げることがとても大切。心理的安全性が低いと4つの不安(無知だと思われる、無能だと思われる、邪魔をしていると思われる、ネガティブだと思われる)が引き起こされるとのことだけど、周りのことに気が付きすぎてしまうことも要因の一つだろうな。周りに対しての感度が低かったら、気づかなくて不安は少なくてすみそう。気づいてしまう人も、他人軸でなく自分軸で考える。逃げる方法がいくつかのパターン書かれていて、どこかに当てはまる可能性があって、多くの人に役立ちそう。2025/06/18