出版社内容情報
複数の集落がネットワークをつくり、住民が必要な生活サービスを受けられるような施設や機能を集約する拠点をつくる手順を示す。
内容説明
中山間地域などでは、小学校や店舗、ガソリンスタンドなど、住民の生活を支える基盤が失われ、人口減少に拍車がかかっている。こうしたなか、災害時の備えも含めて、複数の集落が連携して施設や機能を集約し、住民生活をサポートする取り組み=「小さな拠点」づくりが求められている。それを住民主体で進める手順とポイントを、豊富な具体例とともにわかりやすく解説。人口減少問題対策の決定版、図解シリーズ完結!
目次
「小さな拠点」はなぜ必要か?―従来型の施設立地、交通・運輸ネットワークの限界
「小さな拠点」とは何か?―国土交通省のガイドブックと内閣府の全国アンケートより
「小さな拠点」の実践事例(全国をリードする高知県の集落活動センター;農山漁村から都市・海外まで)
「小さな拠点」のネットワーク学―拠点をハブに地域内外をつなぎ直す
「小さな拠点」の経済学―地域循環圏の核として
「小さな拠点」の形成学―住民を主人公としたステップと手法
「小さな拠点」の未来学―循環型社会の基本ユニットの「核」として
著者等紹介
藤山浩[フジヤマコウ]
一般社団法人持続可能な地域社会総合研究所所長。博士(マネジメント)。1959年、島根県生まれ。一橋大学経済学部卒業。広島大学大学院社会科学研究科博士課程修了。広島県立高等学校教諭、(株)中国・地域づくりセンター主任研究員、島根県中山間地域研究センター研究統括監、島根県立大学連携大学院教授などを経て、2017年4月、持続地域総研を設立、現職に。島根県益田市の中山間地域の集落に居住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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