目次
タケノコをまっ先にとっていくのは?
ベランダからハンガーをぬすんだのは?
森で宙返りをする小さな忍者は?
木の幹に穴をあけたのは?
ニワトリのえさをよこどりするのは?
木の皮をバリバリはいだのは?
春の森で「きき耳」をたててみよう
著者等紹介
宮崎学[ミヤザキマナブ]
1949年、長野県に生まれる。精密機械会社勤務を経て、1972年、独学でプロ写真家として独立。中央アルプスを拠点に動物写真を撮り続け、「けもの道」を中心とした哺乳類、および猛禽類の撮影では、独自の分野を開拓。現在、「自然と人間」をテーマに、社会的視点に立った「自然界の報道写真家」として精力的に活動している。土門拳賞、日本写真協会年度賞、講談社出版文化賞など、数々の賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
238
順不同になってしまったが、これは春編。動物カメラマン・シリーズにも慣れてきたので、今回はそれぞれの犯人がすぐにわかった。地中のタケノコを掘り当てるイノシシの嗅覚はたいしたもの。ヨーロッパではキノコ探しにブタ(飼いならされたイノシシ)を用いるくらいだから。ベランダからハンガーを盗んだ犯人もコレしかいない。知能犯のカラスだ。森を縦横無尽に駆け巡るリスの可愛さを目撃したいもの。アカゲラもそうだ。木をつつく音は聴いたことがあっても、姿は未だ見たことがない。さすがにクマは森で遭遇したいとは思わないけれど。2024/11/16
いろ
9
春の野山で動物達が起こす6つの「事件」をロボットカメラで追う! 犯人は!? という写真エッセイ。私1人読み。テラスでうつぶせに眠るリスが可愛過ぎv テラスでこんな野生動物を観察できる環境に住むって憧れるな~。巣で親鳥を待つ子ガラスの丸い目とピンクの嘴も可愛いv 人の白髪で出来た巣には驚いたけど; 木を「手術」し治療する「森のお医者さん」鳥に感動。大きな穴が10年程で塞がってしまう木の生命力にも感動。機会があったらシリーズの夏以降も読みたい。2014/06/30
サルビア
7
写真がとてもいいし、動物の生態もわかって面白い!2014/07/25
遠い日
5
シリーズ1。人間にとっては「ビックリ」な「事件」でも、野山の動物たちにとっては、必然のこと。春、生き物の活動が活発になる時季。食べなければ生きていけない。せめぎ合う境界線が薄れていく。2019/03/12
ryo
5
これはおもしろい。春の野山でのビックリな『事件』。とれもほほえましい。リスのお昼寝写真がかわいかった。キツツキの話もふむふむと読んだ。全部にルビふってあるから低学年でも自分で読めました。2015/05/11
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