内容説明
イチジクを食べたことがあるかな?甘くてタネがプチプチしていて、おいしいね。日本でも庭木として、よくみかける身近な果樹だけれど、イチジク栽培の歴史は紀元前2000年以上も前からと古く、栽培果樹としてはブドウとともにもっとも古いといわれているんだ。それだけに人とのかかわりは深く、いろいろな神話や物語、宗教、祭り、風俗、習慣などに登場するんだよ。人間とのつきあいの長いイチジクを育てながら、おいしいイチジクを楽しもう。
目次
アダムとイブの禁断の木の実か、それとも最初の衣服か?
原産地はアラビア南部。保存食としてだいじにされて広まった
花なくして実あり。花はいったいどこにある?
大きな葉1枚で1個の実が育つ
色もいろいろ、葉のかたちもいろいろ(系統と品種の紹介)
地植えにするか?鉢植えにするか?(栽培ごよみ)
植えつけは3月。まず鉢植えで育ててみよう(鉢植え栽培1年目)
翌年からは樹形を整え、実をならせよう(鉢植え栽培2年目以降の管理)
いよいよ収穫だ!完熟イチジクを味わおう!
挿し木をして苗木をつくろう!〔ほか〕
著者等紹介
かぶもとてるひさ[カブモトテルヒサ]
1939年兵庫県生まれ。鳥取大学農学部卒業。元兵庫県立中央農業技術センター農業試験場長、農学博士(京都大学)。試験場では果樹の試験研究に従事し、87年に園芸学会賞、2000年に第55回農業技術功労者表彰受賞
ささめやゆき[ササメヤユキ]
1943年東京生まれ。85年ベルギー・ドメルフォフ国際版画コンクールにて銀賞。95年小学館絵画賞。99年講談社出版文化賞
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感想・レビュー
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訪問者
Hiroki Nishizumi
氷高