出版社内容情報
現職官僚ウォッチャーによるUR農業交渉の「時々刻々」。URの圧力をも利用しながら域内CAP改革もまとめ上げたECの老練、老獪な交渉態度は、中国も加盟して本格的に始まる次期WTO農業交渉の最良の参考書。
内容説明
本書は、URの交渉におけるECの動きを明らかにするとともに、その間のCAP改革の動きを追ったものである。
目次
1章 ウルグアイ・ラウンドと農業交渉
2章 不毛な哲学論争(1986~1989年)
3章 ダンケル合意案の生みの苦しみ(1990~1991年)
4章 マクシャリーCAP改革始まる
5章 マクシャリーCAP改革をめぐる壮絶な駆け引き(1991~1992年)
6章 マクシャリーCAP改革の歴史的意義(1992年)
7章 ブレアハウス合意成立(1992年11月)
8章 交渉をリードするフランス(1993年1月~10月)
9章 UR最後の攻防(1993年10月~12月)
10章 URまとまる(1993年12月)
11章 要約と結論―次期WTO農業交渉に向けて