出版社内容情報
農業界においては、基幹的農業従事者の減少と高齢化が急速に進んでおり、これまでの家族営農から大規模化、法人化経営への流れが加速している。特に、単純に農作物を生産するだけではなく、収穫したものを加工し、販売したり、レストラン等で提供したりするのが農業ビジネスの基本となりつつある。それに伴い、農業法人の従業員として働く雇用就農が増え、労務管理が必要となっている。
本書では、新たな事業の多角化や、初めて人材を採用する場合でも迷わない農業労務の勘所を解説している。
内容説明
家族以外に人を雇用して営農するスタイルが広がりを見せ、人材採用に取り組む経営者も多くなっている。さらに、農産物を自ら加工し、販売したりレストラン等で提供したりする農業ビジネスが増えていく中、労務管理はどのように行えばよいのか…。初めての人材採用でも迷わない、その勘所を詳しく解説。
目次
第1章 農業の課題
第2章 農業と雇用の難しさ
第3章 農業と労働条件
第4章 農業と労働時間管理
第5章 農業の人事
第6章 農業の6次産業化と労務管理
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
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家族経営から脱却し、事業を多角化する農業経営者への労務管理解説 生産・出荷中心から多角化へ転換 地域資源活用で新事業創出「農山漁村発イノベーション」 1次産業+2次産業+3次産業=新たな付加価値「6次産業化」 コスト意識と販売価格の乖離 雇用契約は手伝いではない→権利と義務が発生 実態が「労働」なら契約名に関わらず労働法制で保護 農業は労働時間が変動しやすく、記載に工夫必要 労務管理が土台、人事評価制度や人材マネジメントが機能 「ワーク・ライフ・ブレンド 農業も多様な働き方を提案し労働条件を整備する必要2025/04/15