目次
ゲッチンゲンの森
ゲッチンゲン大学の伝統
フロアー追悼
ホモロジーとコホロモジー
接バンドルと余接バンドル
トポロジーを教えることはむずかしい
形と同値性
1940年代
ノコギリとノミ
ホモトピー
セールの登場〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セシル☆
1
「ホモロジー、コホモロジーは完全に代数化されているから計算できる。ホモトピーはまだ代数化し尽くされていないから難しい。」みたいな話があって、成る程と思った。トポロジーの80年代までの歴史も面白い。2019/05/16
mft
1
数学的内容に踏み込まない対談なんて、と昔は敬遠していたけど、大きく流れを押さえる意味ではアリかもしれない。終盤の無限に対する違和感の話に共感したが「年のせい」ですかそうですか。2015/07/24
木村すらいむ
0
志賀先生が、トポロジーが専門の森田先生と対談する本。シリーズ前4作に比べると、話者自身の数学に対する見方を語ることより、現実の数学の発展を語ることにウエートが置かれていたように感じた。本の最後のほうに書かれていた志賀先生の思っていたことが新しく印象に残った。”将来、コンピュータが発達し数学の中に入ってくると、例えば紙でする数学に対しお金が出にくくなるかもしれない。書斎で個人にでも研究できるような数学を保つには、かなり大きな組織が、数学というものを支える組織が必要になってくるのではないか。”という感じの。2014/01/18
iatoporogeypoan
0
会話を理解しながら読めたとはとても言えない。けど、聞いたことがある単語と全く初めて聞いた単語とが同等に会話の中に出てきて、「今自分が勉強し始めているような、大学生が勉強するような内容であろうと、学ぶ対象全てに価値がある」、「難易度と価値は比例しない」と感じた。2019/12/19