内容説明
アメリカ在住女性医師による体験エッセイ。アメリカの医学教育を受ける過程で見えてきたアメリカ医療の現状、またその背後に横たわる価値観。
目次
問診学―最初の必修課目
アメリカ式講義―濃厚かつ革新的な大学の授業
人体解剖学―医学の基礎
身体診察学―教授の心臓
内科実習―入院から退院まで患者を受け持つ
産婦人科実習―かけがえのない命が誕生する現場で
小児科実習―子どもを通してアメリカ社会を見る
一般外科実習―40時間勤務、あさってはまた当直
救急外科実習―強烈な人間ドラマ
コミュニティ・ヘルス実習―全人的ケアを学ぶ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いっちゃん
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日本ももっとベッドサイドでの教育を重んじるべきだと思った2012/07/28
mochi
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文系から理転して米国の医学部を卒業した彼女のチャレンジ精神に驚かされる。米国の医学部は日本と同様に高額な費用が必要であるものの、やる気のある学生には自己負担一切なしで海外研修に行かせてくれたり、学習に不安な学生には学生の家庭教師がついたりと日本とは違う面がたくさん見られる。一番大きく違う制度は米国の医学部は4年間の大学院教育であるということだ。教師も学生も非常に能動的に動いているという印象があった。2011/08/27