新医療経済学―医療の費用と効果を考える

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  • サイズ B6判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535559233
  • NDC分類 498
  • Cコード C3033

出版社内容情報

医療にまつわる意思決定や政策決定の際、「エビデンス」はどう使われるべきか。医療や介護の費用対効果について解説する。

内容説明

今後の日本財政を圧迫する最大の要因は、高齢者向けの医療と介護の経費である。エビデンスに基づき、医療政策の課題に挑む実践的方法とは?医療の費用対効果、ナッジと行動変容、エビデンスに基づく政策形成(EBPM)など、限られた資源を効率的に利用し、国民健康の増進に寄与する最新の知見を提示する。

目次

第1章 なぜ医療で「経済学」なのか
第2章 情報と医療―不確実性下での意思決定と情報
第3章 費用対効果評価と、その政策応用
第4章 医療経済学と健康行動―行動変容、どうやって起こす?
第5章 医療経済学とエビデンス
第6章 医療政策に社会的価値観を反映させる
第7章 国際保健におけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジとプライマリ・ヘルス・ケア

著者等紹介

井伊雅子[イイマサコ]
一橋大学国際・公共政策大学院教授。ウィスコンシン大学マディソン校経済学研究科修了、博士(経済学)。世界銀行、横浜国立大学経済学部助教授などを経て、2005年より現職

五十嵐中[イガラシアタル]
横浜市立大学医学群健康社会医学ユニット准教授・東京大学大学院薬学系研究科医薬政策学客員准教授。東京大学大学院薬学系研究科博士後期課程修了、博士(薬学)。東京大学大学院薬学系研究科医薬政策学特任准教授などを経て、2019年より現職。2010年より医療経済評価総合研究所代表

中村良太[ナカムラリョウタ]
一橋大学社会科学高等研究院准教授。ヨーク大学経済学研究科修了、博士(経済学)。ヨーク大学医療経済研究所リサーチフェローなどを経て、2016年より現職。統計数理研究所医療健康データ科学研究センター客員准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

64
日本の社会保障給付費は120兆円を超える。国民皆保険により病気の人の治療費を健康な人も公平に税と保険料で負担する。限られた財源で天井知らずの医療費抑制に費用対効果の考えを導入するのは当然。公衆衛生が発達する英国のNICEは最たるものだが、日本の医療者は批判的である。先進医療により1度の治療費が2億円超にも達する中、どこまで適応を広げるか政策的な議論が必須。3人の著者が共同し医療経済学の視点で一貫した主張が述べられている。韓国やタイのように政治的にも積極的な導入を考えざるを得ない状況が差し迫っているのは事実2019/11/28

Francis

13
経済セミナーの連載をまとめたもの。日本の医療制度は世界的にも優れていると言われているが実際には医療費に組み込まれていない費用があったり効果の薄い薬や使われたりプライマリーケアがまだ十分でないなど問題点が多い。英国をはじめ諸外国で費用対効果評価、健康行動変容のために行動経済学の「ナッジ」にあたる政策の導入するなど、限られた資源の中でどのようにして優れた医療の校歌を実現するために腐心していることが理解できる。コロナ禍で日本の医療体制に大きな問題がある事が誰の眼にも明らかになった今、この本を読む意義は大きい。2021/08/14

kitten

9
図書館本。医療のコスパについて、日本ではほとんど考えられていなかった。動き出すきっかけとなったのが、超高額の抗がん剤、オプジーボやC肝の薬だ。国民皆保険を破綻させずに持続するためには、コスパの感覚が不可欠だが、この分野の専門家が非常に少ない。健康診断やがん検診には、エビデンスのない、コスパの悪いものが大量に存在する。一方で非常にコスパがいいのが、「行動変容」健康的な食生活、運動習慣をつけさせればよい。薬に頼らない医療が求められている。ただ、難しかった。前に少しかじったことがあるからかろうじてついていけた。2019/12/16

shimashimaon

3
#kindle 医療費削減ではなく、限りある資源を効率的に配分することが肝要で、経済学はその役に立つ。我が国の国民皆保険制度は、最近話題の高額薬剤を含め保険給付メニューは拡大の一途を辿ってきた。予算が無限にあるのでなければ、本来選択的に導入されて然るべきである。その判断に寄与するのが費用対効果評価だ。世界の実例に比べると日本での導入はまだまだのようだ。経済学を活用した評価というと専ら専門家の役割のように聞こえるが、最終的な価値判断に患者も関わっている例を知って印象的だった。真のアウトカムは何かを考える。2021/07/10

すずき

3
非常に読みやすく医療経済学、特にEBMと呼ばれる考えについて学べる入門的な本。特に因果推論の入門書!みたいな感じの新書と比べると、データを使って意思決定する際の実装の部分に注意すべき外的妥当性の問題だったりデータを作る際/使ってもらう際の障壁などについて厚めに書かれている。2021/03/01

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