非正規公務員

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非正規公務員

  • 上林 陽治【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 日本評論社(2012/09発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535557123
  • NDC分類 318.3
  • Cコード C3036

内容説明

官製ワーキングプアの温床。臨時・非常勤職員制度をはじめて本格的に解説し処遇改善と雇用安定の道筋を明示。

目次

第1部 「常勤」と「非常勤」の差異を問う―非正規公務員の現状(「常勤」と「非常勤」の差異を問う―増加する非正規公務員;「図書館」で働く人たちの非正規化の実態と問題点;消費生活相談員―その実情;保育サービスを支える「常勤的非常勤保育士」;非正規化が進む自治体の現実の可視化―福岡県内各自治体の事例から)
第2部 非正規公務員に係る法適用関係と裁判例の系譜(非正規公務員に係る法適用関係;非正規公務員の雇止めをめぐる裁判例の系譜;非正規公務員の処遇等をめぐる裁判例の系譜と傾向;「非常勤」「常勤」の区分要素と給与条例主義;義務付け訴訟の可能性)
第3部 基幹化する非正規公務員と処遇改善の実践(基幹化する図書館の非正規職員;非正規公務員に手当を支給する条例の定め;非正規公務員への実質的な「昇給」制度の導入;課題解決のための三つの規制)

著者等紹介

上林陽治[カンバヤシヨウジ]
1960年東京都に生まれる。1985年國學院大學大学院経済学研究科博士課程前期(修士)修了。1991年全日本自治団体労働組合中央本部職員。現在、公益財団法人地方自治総合研究所研究員(2007年~)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かくれんぼ

2
職場で賃金職員と呼ばれる非正規公務員の雇い止めをみるにつけ、仕事に慣れ能力のある人が年度末に突然辞めさせられるのは変だと常々思っていた。 試験を受けていないから同列に扱うべきでないという原則はあるけど、職務内容においては柔軟に取り扱うべきだと考えている。 この書では正規と非正規で職務内容が同じ程度にも関わらず、待遇に著しい差があり官製ワーキングプアを作っており、新しい採用区分を授けて同一労働同一賃金の原則をしっかり適用すべきと主張する。私も同意する。 2013/05/06

八雲

1
法律的な解説は流して読んだのだけど、非正規公務員の司書や保育士は待遇の悪さはひどいです。正規でないというだけで将来なんて描けない。非正規公務員は少ない金で行政サービスを維持するには、いまなくてはならないものになっている。やはり税金を上げて北欧のような高福祉高負担の路線でいった方がいいのではないかという気持ちがします。消費が落ちても、将来が安心できる国の方がいい。だいたい先が見えないで、誰が消費などするものか。ただはっきりいってこのままの状態ではジリ貧であるいことは間違いない、新たな道を探さねば。2016/04/14

Sosseki

1
公と民間で働くことにこんなに法的地位や保護に違いがあると知っていたら、そもそも働かなかったかもしれない。条例で定数に定めがあることも、基本的に1年雇用であることも、任用の時には誰も言わなかった。そもそも人事は関わらないし、採用する側もそんなこと知らないし!試験に通ったのは確かに凄いが、だから優秀とも、士気が高いとも限らない。安部首相は同一労働同一賃金などと言っているが、非正規公務員も含めているのだろうか。特に、消費者センター、図書館、保育所、非常勤講師は冷酷としか言いようがない。2016/02/11

Kenji Suzuya

0
地方自治体における非常勤職員の処遇について、実態および法的側面の両方から問題提起する。図書館職員、保育士、消費生活相談員など各種の職種で、非常勤公務員が常勤公務員を量的に代替するのみならず、その職務・職責においても代替して「基幹化」していく一方で、非常勤として劣悪な処遇に留まったままであることを指摘する。2015/08/20

You

0
司書は賃金に納得いかず辞めていってもすぐに補充がきく。山ほどいる待機司書には賃金のことはとりあえず良いという人も多い。薄給より仕事を選んで長く働いてくれたら万々歳だし、先人たちと同様辞めていってもまた入れ食い状態で同じことの繰り返し。「退職」という手段の抗議を1人ぼっちでしても永遠に解決しない。非正規の健気な責任感に甘えていることを、「夢の仕事」をアメに人員補充をムチに無意識にチラつかせている横暴な立場を、安易な安価入札がおよぼす影響を、自治体・会社共に自覚するべき。M市の某美術館も同じです…2014/10/20

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