「原因と結果」の経済学―データから真実を見抜く思考法

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「原因と結果」の経済学―データから真実を見抜く思考法

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478039472
  • NDC分類 331.19
  • Cコード C0033

出版社内容情報

「健診を受けていれば健康になれる」「テレビを見せると子どもの学力が下がる」「偏差値の高い大学に行けば収入は上がる」はなぜ間違いなのか? 世界中の経済学者がこぞって用いる最新手法「因果推論」を数式なしで徹底的にわかりやすく解説。世のなかにあふれる「根拠のない通説」にだまされなくなる!

中室 牧子[ナカムロ マキコ]

津川 友介[ツガワ ユウスケ]

内容説明

メタボ健診を受けていれば長生きできる、テレビを見せる子どもの学力が下がる、偏差値の高い大学へ行けば収入が上がる。そう言われて、否定する人はほとんどいないだろう。しかし、経済学の有力な研究はこれらをすべて否定している。本書で紹介する「因果関係を証明する方法」がわかれば、「根拠のない通説」にだまされなくなる。

目次

第1章 根拠のない通説にだまされないために―「因果推論」の根底にある考えかた
第2章 メタボ健診を受けていれば長生きできるのか―因果推論の理想形「ランダム化比較試験」
第3章 男性医師は女性医師より優れているのか―たまたま起きた実験のような状況を利用する「自然実験」
第4章 認可保育所を増やせば母親は就業するのか―「トレンド」を取り除く「差の差分析」
第5章 テレビを見せると子どもの学力は下がるのか―第3の変数を利用する「操作変数法」
第6章 勉強ができる友人と付き合うと学力は上がるのか―「ジャンプ」に注目する「回帰不連続デザイン」
第7章 偏差値の高い大学に行けば収入は上がるのか―似た者同士の組み合わせを作る「マッチング法」
第8章 ありもののデータを分析しやすい「回帰分析」

著者等紹介

中室牧子[ナカムロマキコ]
慶應義塾大学総合政策学部准教授。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、日本銀行、世界銀行、東北大学を経て現職。コロンビア大学公共政策大学院にてMPA(公共政策学修士号)、コロンビア大学で教育経済学のPh.D.取得。専門は教育経済学。著書にビジネス書大賞2016準大賞を受賞した『「学力」の経済学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

津川友介[ツガワユウスケ]
ハーバード公衆衛生大学院リサーチアソシエイト。東北大学医学部卒業後、聖路加国際病院、ベス・イスラエル・ディーコネス・メディカル・センター(ハーバード大学医学部付属病院)、世界銀行を経て現職。ハーバード公衆衛生大学院にてMPH(公衆衛生学修士号)、ハーバード大学で医療政策学のPh.D.取得。専門は医療政策学、医療経済学。ブログ「医療政策学×医療経済学」で医療に関するエビデンスを発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hit4papa

113
データの因果関係を導き出す思考法を解説した経済書です。漠然とわかったつもりになっていた因果関係、相関関係について明快になりました。因果関係はどこでも安易に使われており、データを見ていく上で理論として理解する必要があります。恣意的なデータの解析に陥らないための思考法は必須です。「メタボ健診を受けていれば長生きできるのか」、「認可保育所を増やせば母親は就業するのか」等、一般的に正しいとされているものへの誤りを解き明かしている点に興味津々。本書は読み物的であるので、計量経済学のなんたるかにも触れてみたいですね。2019/01/21

KAZOO

113
最近読まれている本だということで目を通してみました。要は統計学や計量経済学の入門的な本だということです。矢張り今の若い人はこのような本から入っていかないと計量経済学などにはついていけなのでしょうか?分かりやすくこれからデータを利用したAIというものが中心になっていくということで読まれているのでしょうか?2017/08/03

5 よういち

112
「因果関係」と「相関関係」をキチンと見分け、正しい判断するにはどうしたらよいかを経済学の立場から解説した本。◆なかなかどうして面白かった。仕事や生活の中で、相関関係を因果関係と誤って考えている場面によく出くわす。いや、時として故意にそれらを利用して都合の良い結論に導こうとしているものもあるから注意が必要だ。◆因果関係:2つのことがらのうち、片方が原因となって、もう片方が結果として生じる。◆相関関係:片方につられて、もう片方も変化しているように見えるが原因と結果の関係にない。◆第3の変数、反事実の確認2020/10/01

ひろき@巨人の肩

99
ビッグデータ時代に必須スキルの因果推論入門書。因果関係を読み解くフローは、①結果と原因の設定、②相関関係ではないか確認、③介入群(事実)と対称群(反事実)の実験計画作成、④統計的な有意性を検証。相関関係とは、❶全くの偶然、❷交絡因子の存在、❸逆の因果関係のどれか。実験で得られるエビデンスにはレベルがあり、高い順に、メタアナリシス→ランダム化比較試験→自然実験と擬似実験→回帰分析。検証テクニックとして、前後比較デザイン、差の差分析、操作変数、回帰不連続デザイン、共変量+マッチング法など。2021/05/12

えちぜんや よーた

84
なんか内容がお上品すぎる。なるほど因果関係や相関関係の違いは分かった。でもその分析に基づき行政・政治家・各種団体に行動を変えさせているような筆者らが行った具体例は書かれていない。ニュージャージー州とペンシルベニア州の最低賃金を上げても雇用は減らなかったというのなら、厚生労働省・中央労働審議会・経団連・連合あたりに根回しをして、最賃を1500円ぐらいにするよう汗をかいてみればいいのではないか?同じ経済学者でも大阪市西成区のあいりん地区に飛び込んで、罵詈雑言にまみれながら利害調整を行った先生もいることだし。2017/04/23

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