環境経済学入門

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  • サイズ A5判/ページ数 426p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535551343
  • NDC分類 519
  • Cコード C3033

内容説明

われわれの子孫が20世紀後半を振り返る際に、「あの頃からわれわれは人命や地球の命運に脅威を与える自然環境破壊の問題を深刻に受け止めるようになったのだ」と言えるようにしたいものであり、さらには、この頃から自然環境破壊の過程を食い止め、逆転するための真剣な努力が払われるようになったと思えるようにしたい。それに向けて講じられるべき対策に迫るための1つの手段としての環境経済学について、本書では紹介していく。環境経済学は、人間の下す意思決定がどのような影響を環境質に及ぼすのか、環境質改善に対するわれわれの需要が、どのようにわれわれの価値判断と制度から形成されるのか、そして特に環境質改善を達成するために有効な公共政策を設計するにはどうすればよいのか、といった事柄を扱っている。

目次

第1部 環境経済学入門
第2部 分析道具
第3部 環境分析
第4部 環境政策分析
第5部 国際的な環境問題

著者等紹介

フィールド,バリー・C.[フィールド,バリーC.][Field,Barry C.]
現在はマサチューセッツ大学アーモスト校で資源経済学担当教授を務め、かつてはマイアミ大学およびジョージ・ワシントン大学でも教鞭をとる。コーネル大学から学士号および修士号を受け、カリフォルニア大学バークレー校より博士号を受けた。マサチューセッツ大学で、長年に渡って環境経済学をいろいろな段階の学生に対して講義をし、さらに学部生レベルでの環境経済学および資源経済学の専攻を設けることに尽力。また、資源経済学および環境経済学の分野における幾多の専門的論文の著者でもある

秋田次郎[アキタジロウ]
1959年京都府生まれ。1982年京都大学工学部卒業。1997年ニューヨーク州立大学経済学部博士課程修了(Ph.D.)。現在:東北大学大学院経済学研究科教授。専攻:マクロ経済学、金融論、環境経済学

猪瀬秀博[イノセヒデヒロ]
1950年東京都生まれ。筑波大学大学院環境科学研究科修了。現在:(財)政策科学研究所主席研究員・理事待遇、武蔵大学経済学部非常勤講師。主要研究領域は、容器包装材に関する環境政策、ならびに都市環境政策

藤井秀昭[フジイヒデアキ]
1961年愛知県生まれ。1985年早稲田大学政治経済学部卒業。青山学院大学国際政治経済学研究科修了。京都大学エネルギー科学研究科博士後期課程単位取得退学。京都大学博士(エネルギー科学)。現在:(株)三菱総合研究所地球環境研究本部主任研究員。専攻:エネルギー経済学、環境経済学
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