出版社内容情報
牧師の説教は誰がいちばん長いのか? 村の賭事から実らぬ恋の相談まで、ジーヴズの脳細胞が優雅に解決。ユーモア小説の傑作。
内容説明
時は20世紀初頭。ロンドンのマンションの一室に、執事ジーヴズは今朝も流れるように紅茶を携えやってくる。村の牧師の長説教レースから実らぬ恋の相談まで、ご主人バーティの難題をややいじわるな脳細胞が華麗に解決(?)。バーティたちが通うドローンズ倶楽部の愉快な面々も少し顔をのぞかせる、ユーモア小説傑作選第2弾。
著者等紹介
ウッドハウス,P.G.[ウッドハウス,P.G.][Wodehouse,P.G.]
1881年イギリス・ギルフォード生まれ。ダリッジ・カレッジ卒業後、銀行勤務を経て20代で専業作家に。ユーモア小説の書き手として知られ、天才執事ジーヴズのシリーズに代表される著書は世界中で読み継がれている
岩永正勝[イワナガマサカツ]
1940年長崎県生まれ。東京大学教養学部卒。99年よりイギリスP・G・ウッドハウス協会会員
小山太一[コヤマタイチ]
1974年京都府生まれ。イギリス・ケント大学英文科博士課程修了。専修大学商学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきぽん
131
20世紀初頭の英国、貴族のぼんと執事の独身男2人の暮らしはなんとも快適そう。執事ジーブスの才能はほとんどその暮らしを維持するために発揮されている??同じ時代の同じ階級を描いたアガサ・クリスティーとは全然趣が違い、ゆるゆる感がたまらない。日本でウッドハウスがあまり読まれなかった理由はなんでしょうか?2019/01/14
mocha
111
いやはやトンでもない人たち。ジーヴズの主人バーティーのおひとよしにも呆れるけど、友人ビンゴも従兄弟もひどい。なんでそんなに賭け事ばかり…優秀な執事ジーヴズがいなかったら生きていけないかも。え?ジーヴズも博打好き?確かに、堅実だったらこんな主人に仕えてられないよね。なんだかんだありつつも世はすべて事もなし。シリーズの長編も読んでみたい。2017/12/30
さくらさくら
88
『ジーヴズの事件』第2段。相変わらずのジーヴズとバーディとその他の面々。この時代のイギリスのお金持ちはこんな生活をしてたのか…。人生を楽しんでるよね。2019/02/12
ふう
86
一話目は落ちがわからず何回か戻っては読み直していたのであまり楽しめませんでした。諦めようかなとも思ったのですが、つい体育系の根性が出て…。人間関係がわかってくるとおもしろくなり、さてどんな解決法が待っているのかなと期待しながら読み終えました。しゃれた会話と、噛みつく犬と思われても最後は主人を守るジーヴズの機知がいかにも英国風。ジーヴズのいれてくれる元気になる飲み物、飲んでみたくなりました。2019/01/23
papako
75
2冊目続けて読んだらちょっと飽きちゃった。まさかビンゴが結婚!落ち着くかと思われたらとんでもない。相変わらずジーヴスに操られるバーティ。洋服のセンス直さないといつまでもジーヴスに冷たくされるよね。うん、これで満腹です。2020/12/15
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