出版社内容情報
森野 俊彦[モリノ トシヒコ]
著・文・その他
内容説明
常に「裁判官の良心」を貫いてきた。市民のための司法、少数者保護のための司法を実現するため、真摯に裁判と向き合い、青法協、全国裁判官懇話会、裁判官ネットワークにも積極的に参加した元裁判官、珠玉の著述集。
目次
第1章 森野裁判官の半生
第2章 サイクル裁判官の四季だより
第3章 少年事件のこと
第4章 家事事件の現在問題
第5章 市民参加
第6章 裁判官
第7章 日本国憲法と裁判官
第8章 出会った人々
著者等紹介
森野俊彦[モリノトシヒコ]
1946年大阪市旭区生まれ。1969年大阪大学法学部卒業。第23期司法修習生。1971年裁判官任官。大阪地裁判事補を皮切りに転勤生活、主として西日本の裁判所に勤務。2011年9月福岡高等裁判所部総括判事を最後に退官。担当職務はおおよそ民事20年、刑事10年、家事・少年10年。裁判官時代、一貫して中道左派の途を歩んだつもりであったが、最後はかなりレフト寄りになってしまったかもしれない(私は不動、裁判所が右にシフトしたせいと思っている)。退官後、私立大学のロースクールで「要件事実」を教えるなどしたのち、2013年12月弁護士登録(大阪弁護士会)。もっぱら「マチ弁」としてごく普通の事件を手掛けるが、依頼者から紛争の中身を直に聴くことの楽しさ、時に「むつかしさ」を味わう。一方、裁判官を辞めて11年になろうとするが、裁判所のことがまだまだ気にかかる。少数者の権利擁護に懸命な若い裁判官が少数者にならぬことを切に願う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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