出版社内容情報
正義の考え方、社会実態を踏まえて立法意思・制度趣旨から要件事実を決定するには。河村浩、飯田高、吉良貴之の講演を中心とする。
はしがき
基礎法学と要件事実・講演会 議事録
講演会次第
参加者名簿
[開会の挨拶]
[講演1]吉良貴之
要件事実の存在論と認識論
0. 自己紹介
1. はじめに:本報告で行うこと
0.1 報告者の立場
2. 存在論から考える――「神の視点」は必要か?
2.1 分析形而上学における時間論
2.1.2 時間論の法的関連性
2.2 現在主義の法的課題
2.2.1 証拠現在主義――世界と我々をつなぐものとしての「証拠」
3. 「証拠」の法哲学/科学哲学
3.1 統合化学としての証拠論
4. まとめ
[講演2]飯田 高
立証責任の分配基準を求めて
法と経済学の視点から
第1 はじめに
第2 経済学的視点
第3 経済学からみた立証責任の分配(1):訴訟コストの最小化
第4 経済学からみた立証責任の分配(2):行為のコントロール
第5 小括:経済学的アプローチの意義
第6 課題と今後の展望
第7 おわりに
[講演3]河村 浩
法の解釈において基礎とされるべきもの
要件事実の決定における実務家の悩み
1 はじめに
2 法の解釈――要件事実の決定――において基礎とされるべきもの
3 要件事実の決定における実務家の悩み
4 おわりに
[コメント1]陶久利彦
[コメント2]渡辺千原
[質疑応答]
[閉会の挨拶]
講演レジュメ
講演1レジュメ
要件事実の存在論と認識論……吉良貴之
講演2レジュメ
立証責任の分配基準を求めて
法と経済学の視点から……飯田 高
講演3レジュメ
法の解釈において基礎とされるべきもの
要件事実の決定における実務家の悩み……河村 浩
コメント
コメント1……陶久利彦
1 主報告の視点
2 河村報告
3 飯田報告
4 要件事実論への基礎法学の寄与
コメント2……渡辺千原
要件事実論・事実認定論関連文献
要件事実論・事実認定論関連文献 2017年版……山?敏彦・永井洋士
? 要件事実論
? 事実認定論
伊藤滋夫[イトウ シゲオ]
編集
目次
基礎法学と要件事実・講演会議事録(要件事実の存在論と認識論;立証責任の分配基準を求めて法と経済学の視点から;法の解釈において基礎とされるべきもの 要件事実の決定における実務家の悩み)
講演レジュメ(要件事実の存在論と認識論;立証責任の分配基準を求めて法と経済学の視点から;法の解釈において基礎とされるべきもの 要件事実の決定における実務家の悩み)
コメント(主報告の視点;河村報告;飯田報告;要件事実論への基礎法学の寄与)
要件事実論・事実認定論関連文献(要件事実論;事実認定論)
著者等紹介
伊藤滋夫[イトウシゲオ]
1932年名古屋市生まれ。1954年名古屋大学法学部卒業。1961年米国ハーバード・ロー・スクール(マスターコース)卒業(LL.M.)。1994年博士(法学)名城大学。1954年司法修習生。1956年東京地・家裁判事補、1966年東京地裁判事。1995年東京高裁部総括判事を最後に裁判官を依願退官、弁護士登録(第一東京弁護士会)。2004年創価大学法科大学院教授。2004年法科大学院要件事実教育研究所長、2012年~同研究所顧問。2007年創価大学法科大学院客員教授。2012年創価大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。