出版社内容情報
面会交流原則実施の弊害、共同監護の問題点を明らかにし、真の「子の利益」にかなう制度運用のための方策を具体的に検討提示する。
内容説明
子どもがのびのび育つために、親がしなければならない配慮。子の監護にかかわるすべての人にとって必読の書。
目次
序論/社会学者・精神科医からの問題提起(家族紛争と司法の役割―社会学の立場から;子どもの発達と監護の裁判―科学的検討・外部臨床家との連携・検証)
新たな課題/裁判の争点から(「松戸100日面会裁判」が投げかける問い)
課題の検証と対策/あるべき監護法制のために(非監護親との接触は子の適応に必要か有益か;「片親引き離し/症候群」批判;フレンドリー・ペアレント・ルールは子どもを害する;司法は面会交流殺人から子どもと監護親を守れるか;面会交流支援の実情と限界;面会交流の弊害から子どもを守るための調停・審判のあり方―面会交流原則実施論と第三者支援の理論的破綻と実際的危険性;離別後の子の監護に関する考え方―欧米の経験を参考に;「親子断絶防止法」の立法化がもたらす危惧は何か)
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- 和書
- パパという大きな木