出版社内容情報
法制審議会では現在、刑罰改革の議論が進められている。この改革の前に考えておくべき議論を歴史・理論の両面から考える。
内容説明
広範囲にわたって進行する刑罰制度改革の議論。その下地となるべき理論的到達点を提示する!
目次
議論すべきは何か―少年法適用年齢問題と刑罰改革
第1部 自由刑の改革課題(自由刑の純化と刑務作業;教育的処遇(矯正処遇)―被収容者の処遇改革の歴史と主体性の確立
「懲罰」を語らずに「規律」を語るために ほか)
第2部 非拘禁措置の改革課題(仮釈放―必要的仮釈放をめぐる議論を中心に;保護観察―解明すべき理論的課題および処遇の視座;猶予制度―刑事司法の基本原則と刑事手続の基本構造に適合した猶予制度のあり方)
第3部 国際的動向(ドイツにおける処遇の位置づけの動向;フランスにおける作業義務の廃止と活動義務の創設;イギリスにおける拘禁刑改革―白書『刑務所の安全と改革』を中心に ほか)
著者等紹介
本庄武[ホンジョウタケシ]
一橋大学大学院法学研究科
武内謙治[タケウチケンジ]
九州大学大学院法学研究院(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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