集英社オレンジ文庫<br> ホテルクラシカル猫番館―横浜山手のパン職人(ブーランジェール)

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集英社オレンジ文庫
ホテルクラシカル猫番館―横浜山手のパン職人(ブーランジェール)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086802512
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

横浜・山手の洋館ホテルを舞台にしたハートウォームストーリー!

焼きたてパンが、お客様を笑顔に変える――。

3年間勤めたパン屋さんをやむなく離職したパン職人の紗良。
旧家の子女ゆえ祖父からお見合いを勧められるも、きっぱりと断って…?(「パン職人の再就職」)
腕を見込まれ、横浜・山手の「ホテル猫番館」に職を得た紗良。
ある日、気難しい料理長・天宮隼介の妻と娘が宿泊客として来館するが、親子には何か事情があるようで…?(「テディベアと朝食を」)
人なつっこいコンシェルジュの本城要。その陽気な笑顔の裏で、実は父親に打ち明けられずにいるある想いを抱えていて…?(「父と誓いのショットグラス」)
勤めていたパン屋さんで“師匠"と慕っていた和久井竜生と妻の寿子をホテルに招いた紗良。
しばらくぶりの対面なのに、師匠の態度はそっけなくて…?(「師匠と弟子の三日間」)

内容説明

3年弱勤めたパン屋さんをやむなく離職したパン職人の紗良。その腕を見込まれ、横浜・山手にある「ホテル猫番館」に再就職したけれど、ホテルにはいろいろと“事情”を抱えたお客様がお泊まりのようで…!?人なつっこいコンシェルジュの要、気むずかしい料理長の隼介ら個性的な面々に囲まれて、宿泊客においしいパンを提供する紗良の毎日が始まる―!

著者等紹介

小湊悠貴[コミナトユウキ]
神奈川県出身。2013年度ロマン大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

320
横浜、山手のクラシックなホテルのパン職人。舞台は揃っている。突然失業してこのホテルにやってきた主人公の成長の物語だが、実は金持ちの孫娘、という安定の裏設定。コロナ時代に、軽~く読める小説もいいものだ。なんといっても、出てくるパンがどれも香りが立ってきそうでうまそうなのも、良い。2021/03/25

Aya Murakami

178
オレンジ文庫5周年フェア 横浜住のツイッターとpixivのフォロワーさんがいるので横浜には一度行ってみたいと思っていました。なので洋館に〇番館とつけるローカルルールは初耳。コロナがおさまって横浜旅行した時に猫番館のことを思い出しながら肉眼で〇番館と付いた洋館を楽しもうと思っています。2020/02/01

machi☺︎︎゛

140
まずこうゆう装丁大好き!パン大好き!!読むしかない笑。お師匠さまが倒れて泣く泣く離職したパン職人見習いの紗良。見合いを勧める祖父を宥めてマダム猫ちゃんのいる猫番館にパン職人として就職する。そこには様々な事情のあるお客様がお泊りで、紗良も一人前のパン職人目指して成長していく。猫足のバスタブとかでてきて可愛かった♥️そしてこうゆう本の定番だけど紗良の焼くパンが美味しそうだった!!2020/03/01

ツン

96
本当に好きなことを見つけることができるというのは幸せですよね。2020/01/29

ばう

92
★★★ 猫番館。このちょっと不思議な名前のホテルでパン職人として働くことになった紗良。彼女は筋金入りの箱入り娘だけれど自分のやりたい仕事をやり抜こうとする意志の強いお嬢様。お嬢様なだけに素直で普段はおっとりとしているけれど芯の強い一面も持っていて、時には怖いもの知らずでずんずん進んでいくところにとても好感が持てます。現状に甘んじる事なく常に向上心を忘れないからきっとますます優秀なパン職人になっていくのだろうな。読むと焼き立てパンの魅惑的な香りが何処からか漂って来るようでとにかくパンが食べたくなる一冊です。2021/06/21

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