難民の権利

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  • サイズ A5判/ページ数 353p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784535519626
  • NDC分類 329.21
  • Cコード C3032

出版社内容情報

J.ハサウェイ教授の原著の主要解説を完全翻訳。入管難民認定法の改正が迫るこの時期、研究者、難民保護実務関係者必読。

共訳者解説――本翻訳書発刊の経緯・意義・構成について──佐藤安信

『国際法における難民の権利』日本語抄訳版刊行に寄せて──ジェームズ・C・ハサウェイ

抄訳における抽出箇所選定の趣旨及び概要と翻訳作成上の規則抜粋──山本哲史

3. 難民条約における権原の構造
3.1 庇護国との関係性
3.1.1 国家管轄権の対象
3.1.2 物理的存在
3.1.3 合法的存在
3.1.4 合法的滞在
3.1.5 継続的居住
3.2 待遇上の一般基準
3.2.1 外国人待遇
3.2.2 相互主義の適用の免除
3.2.3 達成不可能に思われる要件の免除
3.3 例外的待遇の基準
3.3.1 最恵国待遇
3.3.2 内国民待遇
3.3.3 絶対的権利
3.4 難民間の差別の禁止
3.5 難民の権利の制限
3.5.1 安全上の理由による権利の停止
3.5.2 例外的措置の適用の免除

4. 物理的に存在する難民の諸権利
4.1 庇護国へ入国し残留する権利(ノン・ルフルマン)
4.1.1 保護の受益者
4.1.2 ノン・ルフルマンの義務の性質
4.2 恣意的な収容からの自由と不法入国の処罰
4.2.1 保護の受益者
4.2.2 刑罰の禁止
4.2.3 追放
4.2.4 一時的収容をはじめとする移動の自由に対する制約

6.合法的に滞在している難民の権利
6.1 働く権利
6.1.1 賃金が支払われる職業
6.1.2 公正な労働条件
6.1.3 社会保障

J・C・ハサウェイによる「難民の権利」論の学術的位置づけとその意義──山本哲史

訳者用語解説/佐藤安信・山本哲史

【著者紹介】
ミシガン大学教授

内容説明

原著の6章のうち、3章の抄訳。

目次

3 難民条約における権原の構造(庇護国との関係性;待遇上の一般基準;例外的待遇の基準;難民間の差別の禁止;難民の権利の制限)
4 物理的に存在する難民の諸権利(庇護国へ入国し残留する権利(ノン・ルフルマン)
恣意的な収容からの自由と不法入国の処罰)
6 合法的に滞在している難民の権利(働く権利)

著者等紹介

佐藤安信[サトウヤスノブ]
東京大学教授(大学院「人間の安全保障」プログラム)、法学博士(ロンドン大2000年)、法学修士(ハーバード大1989年)、政治学士(早稲田大1982年)、弁護士(東京、ニューヨーク州)。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)法務官、国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)人権担当官、欧州復興開発銀行(EBRD)弁護士歴任。寄付講座「難民移民(法学館)」代表

山本哲史[ヤマモトサトシ]
東京大学大学院総合文化研究科特任准教授。寄付講座「難民移民(法学館)」事務局長。学術博士(名古屋大2005年)。専門は国際法学。法務省難民審査参与員(2012年~)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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