目次
第1章 事業仕分けの本質は「検証可能な行政の実現」
第2章 費用最大化を目指す官の行動原理を見抜け―事業仕分けの視点その1
第3章 恣意的分配や利益誘導を許すな―事業仕分けの視点その2
第4章 大義名分に惑わされず費用対効果を検証せよ―事業仕分けの視点その3
第5章 肥大化と自己目的化に待ったをかけよ―事業仕分けの視点その4
第6章 事業仕分けを「行政の漢方薬」にするために
補論 事業仕分け第3弾(再仕分け)について
著者等紹介
水上貴央[ミズカミタカヒサ]
弁護士(第一東京弁護士会所属)。北海道札幌市生まれ。札幌南高校を経て一橋大学商学部経営学科卒業。銀行系シンクタンクに勤務の後、早稲田大学法務研究科法務博士となる(現在、同研究科アカデミックアドバイザー兼アカデミックコーディネーター)。国の事業仕分け第1弾後半より直近第3弾まで民間評価者(仕分け人)を務める。2010年からは地方自治体事業仕分けの仕分け人も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco
1
あっという間に政権が変わって事業仕分けは過去のものになってしまいました。著者が懸念していた政治ショーとしか国民の目には映らないままの政権奪回だったと思います。なぜ今読むか。著者は、当時まだ数年目の弁護士であるにもかかわらず、政策秘書、行政の委員等を担い、行政内部に非常に近いながら行政内部の人とは違う行政の説明をしてくれるかな、と思ったのと、弁護士という色んな意味でややこしい話が得意な人がややこしいことを一般人に伝える為にはどのくらいの筆力があれば良いのかなと、数年目の弁護士の筆力はどのくらいかな、と。2014/05/08