出版社内容情報
差別を恐れ、生きていることすら明かせなかった人々。裁判所はついに国の過ちを認めた。ハンセン病裁判とは何だったのか。
内容説明
輝かしい熊本判決と「控訴阻止!」のたたかい―。二〇〇一年五月、世論を大きく沸騰させたハンセン病裁判とは何だったのか?そして、ハンセン病問題とは…?「現場」からの熱い問題提起。
目次
序章 ハンセン病問題のこれまで/これから(ハンセン病問題とは…?)
第1章 ハンセン病裁判のこれまで(はじまり―一通の申立書;あの裁判と控訴断念までの日々 ほか)
第2章 ハンセン病問題のこれから(優生思想とハンセン病者;リアリティと法解釈―熊本地裁判決によせて ほか)
第3章 ともにたたかった日々(ハンセン病は感染症である―断種・堕胎は非人道の極みであった;ハンセン病訴訟に関わって―「支援する会・熊本」の立場から ほか)