出版社内容情報
投資で勝つ者、損する者を分かつものとは? 投資歴50年超の現役投資家が明かす「相場の哲学」。
内容説明
わずかな資金から始めて、バブルもリーマンショックも直前に売り抜け、膨大な金融資産を構築した現役投資家の不滅の相場哲学!
目次
プロローグ 賢者と愚者のあいだ
第1章 投資の基礎となる二つの心得
第2章 投機行為とリスクへの挑戦
第3章 間違いありきの可謬論
第4章 実践 株で儲ける技術
第5章 投資家の生活態度がリターンに直結するのはなぜか
第6章 投機の流儀
第7章 鉄火場の掟・三か条―生涯の大敗、三光汽船のカラ売り事件
著者等紹介
山崎和邦[ヤマザキカズクニ]
1973年シンガポール生まれ、長野県育ち。61年、慶應義塾大学経済学部卒業後、野村証券に入社。74年、同社支店長。80年、同社退社後、三井ホーム九州支店長、90年、同社常務取締役兼三井ホームエンジニアリング社長を経て、2001年、産業能率大学講師として「投機学」講座を担当。04年、武蔵野学院大学教授。現在、同大学名誉教授、同大学大学院特任教授。半世紀を超える投資歴の前半は野村証券でトップ証券マンとして活躍し、後半は自己資金で金融資産をつくり、現在、現役投資家兼研究者として大学院で実用経済学を講義(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
41
株の儲けはその精神労働の報酬。プロを真似るな、プロは損する。所詮は他人の金。『勘定』よりも『感情』。買ったあとは感情を勘定で押さえる。青春期相場、観念期相場、期待先行。損の元も利益の元も全ては自分の中にある。売り切ったあと、今後のために値段の動きをときどき見る。売ってから何倍にもなることが多いが悔しがらない。早耳筋の早倒れ。最後の参考文献の量圧巻。2016/08/20
みんと
14
投資において賢者と愚者の考え方の違いが書かれている。 好材料が出たときに愚者は上がるものと思い込むが、既に織り込み済みであれば顕在化した途端に「材料出尽くし」で急落するし、事前に織り込んでいなければ「サプライズ」となって急騰する。 そこをよく調べた上で判断しなければならないことを学んだ。 かのウォーレン・バフェットも絶賛したJ・M・ケインズの本を読んでみたいと思った。2016/12/23
reading
13
筆者の経験、探求心の深さに感銘を受けた。確固たる信念を持った相場哲学を感じる。なるほどと思うが、凡人に実践するのは難しそうだ。2016/11/11
turtle
6
木佐森さんを師と仰ぐだけあって、相場師の香りぷんぷんの本で面白かったです。 2016/07/05
砂王
3
何より必要なのは、熾烈な目的意識だそうだ。そう、目的とは、特定の数値特定の結果を想定して立てるべきもの。 こうも書いてある。 愚者は簡単に解答を求め、割り切りたがる。賢者は、簡単には割り切らない。そのかわり、腹を決める。物事に懐疑を抱き、考え続けることが大事だ。2016/10/02
-
- 和書
- はなくそほじりむし