現代経済解説シリーズ<br> 成長の臨界―「飽和資本主義」はどこへ向かうのか

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現代経済解説シリーズ
成長の臨界―「飽和資本主義」はどこへ向かうのか

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  • サイズ 46判/ページ数 518p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766428346
  • NDC分類 330.4
  • Cコード C3033

出版社内容情報

「別の未来」は手にできるのか?



ローマクラブの『成長の限界』から50年、世界経済は新たな局面に突入している。地球風船は永遠の繁栄が続くという幻想を極限まで膨らませ、いつ破裂してもおかしくない緊張の中を漂っている。現状はもはや維持できないのか? 新しい秩序はどう形成されるのか? 著名エコノミストが経済・金融の視点からのみならず、政治学・歴史学・心理学などの知見も交えて現況を怜悧に分析し、迫り来る次の世界を展望する、読み応え十分の一書!



▼経済・金融分野でわが国きっての実力派エコノミストが満を持して書き下ろした本格経済解説書!

▼単なる時事解説とは一線を画す、深い洞察を伴った現代経済社会分析。



日本経済論、国際経済論、経済政策論、金融政策論、財政金融論、米国経済論から最近はチャイニーズ・エコノミック・レポートまで、著者の専門守備範囲は多岐に亘る。本書は、これら膨大な知識と著者独自の世界観を踏まえ、21世紀のグローバル金融・経済と日本の現状を考察し、将来に向けて展望する、大局観を伴ったスケールの大きな解説書。

著者は日経ヴェリタスの「債券・為替アナリスト エコノミスト人気調査」エコノミスト部門で数多く(2021,22年は2年連続)首位に選出されるなど、経済論壇では著名な人気エコノミスト。

内容説明

ローマクラブの『成長の限界』から50年、世界経済は新たな局面に突入している。地球風船は永遠の繁栄が続くという幻想を極限まで膨らませ、いつ破裂してもおかしくない。現状が維持不能なら、次に来る秩序はどう形成されるのか?著名エコノミストが現況を怜悧に分析し、迫り来る次の世界を展望する読み応え十分の一書!

目次

第1章 第三次グローバリゼーションの光と影
第2章 分配の歪みがもたらす低成長と低金利
第3章 日本の長期停滞の真因
第4章 イノベーションと生産性のジレンマ
第5章 超低金利政策・再考
第6章 公的債務の政治経済学
第7章 「一強基軸通貨」ドル体制のゆらぎ―国際通貨覇権の攻防
終章 よりよき社会をめざして

著者等紹介

河野龍太郎[コウノリュウタロウ]
1964年愛媛県生まれ。87年、横浜国立大学経済学部卒業、住友銀行(現・三井住友銀行)入行。89年、大和投資顧問(現・三井住友DSアセットマネジメント)へ移籍。97年、第一生命経済研究所へ移籍、上席主任研究員。2000年、BNPパリバ証券に移籍。現在、経済調査本部長、チーフエコノミスト。財務省財政制度等審議会、東日本大震災復興構想会議検討部会、資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会基本問題委員会、経済産業省産業構造審議会新産業構造部会、内閣府行政刷新会議ワーキンググループなど多くの審議会で委員を務める。日経ヴェリタスのエコノミスト人気調査で2022年までに9回、首位に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

87
非常にいい本であると感じました。ただかなり様々な文献や論文などを参考にしているのでやや論点が広がる傾向があるようにも感じました。このような本の特徴としてやはり過去の分析が中心となるようですが(非常に地道に分析されていて私の好きな高橋亀吉翁の著作を思い出しました)、もう少し今後の日本の財政政策や金融政策のかじ取りなど方向性を明確にしてもらいたい気がしました。2023/06/11

速読おやじ

17
超硬派な経済書で満足度極めて高く、著者の信条みたいなものも垣間見れる。リモート化によるホワイトカラー業務のオフショアリング、経済学はGDPではなく経済厚生(総余剰)を重視、事実上MMT実験が米国で進行中(日本は円が国際通貨でなくなれば不可能)など気になった言葉(他にも満載)。公的債務問題解決のための消費税小刻み増税案(2年に1度0.5%ずつ)はリアリティーある政策だと思った。潜在成長率より低いので実質所得は増加するのだ。超長期だが財政問題は解決できるのではないか。社会は世代間の協同事業という言葉が重い。2023/01/23

Mc6ρ助

15
これもまた必要な情報を網羅しているだろう好著。惜しむらくは読み手の爺さまの及ばないところが多くすべては消化できない。とはいえ敵基地攻撃の財源に困らず社会保障の財源のない日本政府の元でこの日本の取るべき方向がコミュニティの再生というのはよいのしてもそのための財源、リソースはどこにあるのだろう?『過去50年間、円高回避に日銀は注力してきた。 遠くない将来、超円安を止められなくなる日が訪れるのではないか、心配である。(p257)』2023/04/05

原玉幸子

15
推薦された気鋭の経済学者の本。浅~い自身の知見で言えば「市場動向と経済循環のメカニズム」「グローバリゼーション」「資本主義形態の変容」の三要素を複合的に時間差と偏在性を加味すれば全てを語ることが出来、だから例えば、潜在成長率・自然利子率も、プロダクト/プロセスイノベーションも、円安の良し悪しやMMT他の経済用語も、些細些末なそれらの形容や言い換えだけの気がします。経済学は「思考」ではなく「分析」でしかないので後付けで何とでも言えそう。良書であっても感想がポジティブになるとは限りません。(◎2023年・春)2023/03/04

Kooya

5
長期停滞や社会保障といった様々な観点から日本経済を鳥瞰した本。個人的には第5章「超低金利政策・再考」と第6章「公的債務の政治経済学」が印象に残った。前者では日本の莫大な公的債務残高が可能となっている理由や円安への是非について学べたのが良かった。後者では「消費税増税と社会保険料の引き下げ」というパッケージが社会保障給付の権利性を担保したまま逆進性の緩和と高齢者から現役世代への再分配を実現し、予備的動機に基づく貯蓄を消費へ向けられるという点が自らの考えと似ていて興味深かった。(コメント欄へ続く)2022/09/18

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