出版社内容情報
東京大学法学部生が、裁判のしくみを5つのストーリー(「民事事件/詐欺」「少額訴訟/交通事故」「調停・仲裁/離婚」「刑事事件/痴漢冤罪」「裁判員制度」)でやさしく説明する。この1冊で、裁判のことがひと通りわかる!
内容説明
イザというときに困らないために。あなたが・家族が・親戚が・友人が裁判を起こすことになったら…裁判を起こされてしまったら…将来、裁判員に選ばれたら…。知っているようで知らない裁判のしくみについて、ストーリーを通じて楽しみながら学べる。
目次
0 裁判前の基礎知識
1 民事訴訟―貸金返還請求事件
2 少額訴訟―交通事故による損害賠償請求事件
3 家事調停―離婚事件
4 刑事訴訟―痴漢事件
5 裁判員制度―殺人事件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
綾
25
昨年法律事務所に転職し、なんとなく仕事を覚えてきたが、ちゃんと勉強しようと手始めに。民事訴訟、少額訴訟、家事調停、刑事訴訟、裁判員制度それぞれについて、ストーリーに解説を挟みながら分かりやすくまとめてある。ストーリーの導入部分の登場人物紹介のところは、こういう本にありがちなクサい感じだが、まあそこは我慢。仕事では雑用しかやってないので、なるほどーと勉強になった。2023/03/22
takizawa
0
少額訴訟(訴額60万円以下。本人訴訟なら費用は手数料だけで元はとれる、書面が定型化されている、裁判官の助けがある)や過失相殺の実務(交通事件)など普通の教科書では書いてない情報もあり、有益。調停や弁論準備の実際、人事訴訟が民事訴訟の一種であるなど新しい発見も。2008/10/30
さわな
0
裁判について簡単な言葉で広く解説されており、社会の授業で習った程度の知識すらも抜けてる素人でも読みやすかった。 ただストーリー(小説?)部分がどうにも肌に合わなくて、そこはめちゃくちゃななめ読みした。2022/05/27