出版社内容情報
とくに危機(破綻)企業の事業再建に都合がよい民事再生手続きを中心に、著者が関わった実例を盛り込みながら、企業再生型M&Aの全容・実際の進め方、利害関係者にとってのメリット・デメリットなどを他の倒産手続きと比較して徹底的に解説する。
内容説明
2000年4月に施行された民事再生法の活用により、経営破綻前(経営危機状態)の企業の譲渡にる事業再生の途が広がった。本書は倒産5法、M&Aそれぞれの特徴とともに、経営危機・経営破綻に陥った企業が採りうる事業の早期再建に資する手法(再生型M&A)の進め方を紹介する。
目次
第1章 M&Aと経営危機・経営破綻
第2章 健全企業M&Aの留意点
第3章 倒産5法による倒産手続と私的整理
第4章 破綻企業・経営危機企業とM&A
第5章 破綻企業・経営危機企業M&Aのそのほかの特徴
第6章 破綻企業・経営危機企業M&Aの7つの類型
第7章 プレパッケージ型破綻企業・経営危機企業M&A
第8章 債権者関与の破綻企業・経営危機企業M&A
第9章 プライベート・エクイティ・ファンドとデット・エクイティ・スワップの活用
第10章 M&Aアドバイザーの役割
著者等紹介
新発田滋[シバタシゲル]
昭和30年、東京都生まれ。東京大学法学部卒。昭和55年、三井銀行に入行後、法務部などを経て現在、三井住友銀行企業情報部に勤務。破綻企業のM&Aを数多く手掛けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。